多くのMacユーザーはDockを当たり前のように利用しています。プログラムを起動したり、ファイルをゴミ箱に捨てたりするためにクリックするだけで、Dockのことなど気に留めていません。しかし、Dockの見た目だけでなく、中身もカスタマイズできます。ここでは、Dockを自在にコントロールするためのヒントをいくつかご紹介します。
1. ドックを非表示にする
Dock の一番の利点は、アプリケーションを開いたり、ファイルをアイコンにドラッグしたり、何かをゴミ箱に移動したりしたいときに、いつでも使えることです。でも、本当に常に表示しておく必要があるでしょうか? Dock を非表示にするには、区切り線(破線)を Control キーを押しながらクリックし、コンテキストメニューを表示して「非表示にする」を選択します。これを行うと、Dock が画面の端へと消えていきます。Dock を表示したいとき、またはアイテムをドラッグしたいときは、カーソルをその端に移動するだけで、Dock がスライドして出てきます。画面のスペースを節約でき、たくさんのアイコンに邪魔されることもありません。
2. ドックを移動する

ついでに、Dockを画面下部に配置するのが最適かどうかも考えてみてください。画面の片側にDockを配置して、縦方向のスペースを有効活用してみてはいかがでしょうか?区切り線をクリックしてコンテキストメニューを開き、「画面上の位置」を選択して、「右」または「左」を選択します。私は画面の右側にDockを配置しています。画面の右側に接するウィンドウのスクロールバーをクリックしようとすると、右側のDockが邪魔になるからです。
3. Dockの見た目をシンプルにする
Dockを横に動かすと、見た目が変わります。棚のような3Dディスプレイではなく、より落ち着いた2Dの外観になっています。私はこれで少し気が散りにくくなったと思います。このシンプルな見た目はそのままに、Dockを画面下部に表示したいですか?実は、ちょっとしたコツがあります。ターミナル(/Applications/Utilitiesフォルダ内)を開き、以下のコマンドを貼り付けてください。
デフォルトはcom.apple.dock no-glass -boolean YES; killall Dockを書き込みます
Returnキーを押します。Dockは画面下部でもあの気の利いた2D効果を使用します。(3D Dockを復活させたいですか?同じコマンドを実行し、「YES」を「NO」に置き換えてください。)

4. ドックを整理する
Dockのアイコンをグループ化して、特定のプログラムを一目で見つけやすくしたい場合があります。Dockにスペースを追加して区切りとして使用できます。これを行うには、ターミナルで次のコマンドを実行します。
デフォルトはcom.apple.dock persistent-apps -array-add '{tile-data={}; tile-type="spacer-tile";}'です。killall Dockです。 Dockのアプリケーションセクションにスペースを追加します。このスペースをドラッグして好きな場所に配置できます(何もないように見えますが)。コマンドをもう一度実行すると、2つ目のスペースが作成されます。
Dock の右側にあるドキュメントの間に配置できるスペーサーを追加するには、次のコマンドを実行します。
デフォルトはcom.apple.dock persistent-others -array-add '{tile-data={}; tile-type="spacer-tile";}'です。killall Dockです。 スペーサーを削除したい場合は、スペーサーをクリックして Dock からドラッグするだけです。
5. 非表示のプログラムを別の方法で表示する

ターミナルを使用している場合、コマンドで有効にできるもう一つの隠しオプションがあります。通常、Dockには表示されているアプリケーションと非表示になっているアプリケーションは表示されません。(アプリケーションとそのウィンドウを非表示にするには、Command + Hを押します。)しかし、ターミナルで以下のコマンドを実行すると、Dockに表示されているアプリケーションと非表示になっているアプリケーションを別々に表示できます。
デフォルトはcom.apple.dock showhidden -bool trueを書き込む; killall Dock
こうすると、隠されたアプリケーションがDockに半透明のアイコンで表示されます。通常通りクリックしたりドラッグしたりすることはできますが、どのプログラムを隠したかが一目でわかるようになります。
上級寄稿者の Kirk McElhearn 氏は、自身のブログ Kirkville で Mac 以外のことについても書いています。