
画像: Apple
Appleは本日、世界開発者会議「Worldwide Developer Conference」において、コネクテッドホームプラットフォーム「HomeKit」の今後の機能強化を発表しました。今秋リリース予定のiOS 9では、HomeKitに電動ブラインドのサポートが追加され、モーションセンサーや一酸化炭素検知器など、多数の新しいセンサークラスがサポートされます。
このソフトウェアは既に、一部のサーモスタットに加え、LutronとInsteonの照明制御にも対応しています。Appleは具体的な詳細は明らかにしていませんが、iOS 9ではHomeKitが様々なホームセキュリティシステムと互換性を持つようになると発表しました。おそらくADTやVivintといった包括的なサービスに対応することになるでしょうが、これはあくまで私の推測に過ぎません。
以下は、月曜日の WWDC 基調講演で、Apple のソフトウェアエンジニアリング担当上級副社長 Craig Federighi 氏が HomeKit について語る様子です。
iOS 9では、iCloud経由でHomeKit対応のホームデバイスに安全にアクセスできるようになります。ただし、現時点では接続するハードウェアが中央ハブになるのか、それとも家中の個々のデバイスに直接接続されるのかは不明です。本日の基調講演では、Apple TVがHomeKitハブとして機能することや、その他の機能については言及されていませんでした。同じく今秋リリース予定のwatchOSの次期バージョンにも、HomeKit機能が追加される予定です。HomeKitはwatchOS 2.0にネイティブ対応し、タッチスクリーンやSiriへのコマンド入力を使って、Watchから直接シーンやデバイスを操作できるようになります。
著者: マイケル・ブラウン、TechHive編集長
マイケルは姉妹サイトTechHiveの編集長を務め、スマートホーム、ホームネットワーク、ホームオーディオ/ホームシアターを30年以上取材しています。マルチメディアジャーナリズムの学士号を取得し、『Desktop Video Production』を執筆、Computer Press AssociationよりBest Online Review賞を受賞しています。2007年にスマートホームを建設し、実世界の製品テストラボとして活用していました。現在は太平洋岸北西部に住み、1890年築のビクトリア朝様式のバンガローを現代的なスマートホームへと改築中です。CNET、PCWorld、Electronic Musician、Maximum PCなどで勤務経験があります。フリーランスとして、New Media、Camcorder、MacWeekなどに寄稿しています。