ヤフーとマイクロソフトは火曜日、米国とカナダでヤフーの検索結果にBingが全面的に採用されたと発表した。
この発表は、マイクロソフトがヤフーの検索機能を提供し、ヤフーがマイクロソフトのAdCenter広告プラットフォームを利用するという10年契約を両社が締結して以来、最初の大きな節目となる出来事の一つです。米国と欧州の当局は2月にこの契約を承認しており、両社は契約の完全な実施には約2年かかると予想しています。
今のところ、Bing は米国とカナダでのみ英語で検索結果を提供しているが、今後数週間から数か月以内に他の言語でも提供を開始する予定だと、マイクロソフトのオンライン サービス部門の上級副社長であるサティア ナデラ氏はブログ投稿で述べている。
先週、ヤフーは検索のバックエンドをBingに移行し始めると発表し、Microsoftの結果を使用した検索では検索結果ページの下部に「Powered by Bing」という行が表示されると述べた。
両社は、ヤフーがマイクロソフトのセルフサービス検索広告プラットフォームであるAdCenterに移行する作業に依然として取り組んでいる。「これまでも申し上げてきたように、私たちの第一の目標は、ホリデーシーズンに配慮しつつ、2010年に広告主に質の高い移行体験を提供することです」とナデラ氏は述べている。
ヤフーのCEO、キャロル・バーツ氏は第2四半期決算発表の電話会議で、10月にはAdCenterの利用開始を予定していると述べたものの、急ぐつもりはないと強調した。「広告主とAdCenterの準備が整うことは非常に重要であり、その点が確実になるまでは開始しません」と当時バーツ氏は述べた。「状況は良好ですが、ホリデーシーズンは広告主にとって非常に重要な時期であるため、スムーズな移行が実現するまでは開始しません」