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Apple、コーディング規約から「非包括的な言語」を削除
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Appleは、Xcode 12、iOS 14、macOS Big Surに含まれる新しいSDKバージョンから、開発者ツールで使用される言語の見直しを開始しました。排他的な意味合いを持つ可能性のある単語やフレーズを削除することが目標です。
すでに実施されている変更点としては、Xcode ではプロジェクトのメインバージョンを「master」ではなく「main」と呼ぶようになったこと、ホワイトリストとブラックリストという用語が「許可リスト」と「拒否リスト」に置き換えられたことなどが挙げられます。その他の変更点については、Apple のスタイルガイドをご覧ください。
ソフトウェア開発業界は歴史的に、女性やマイノリティの採用に課題を抱えてきました。一方、Appleは長年にわたり、従業員の多様性向上を訴えてきました。問題となっている言葉遣いが実際に差別的または排他的であるかどうかに賛同するかどうかは別として、同社が今回の見直しに着手したという事実は、経営陣がこの問題を真剣に受け止めていることを示しています。
この記事はもともとMacworld Swedenに掲載されました。翻訳:David Price。