インターネット接続可能なブルーレイプレーヤーとiPhoneをお持ちなら、まさにテクノロジー・ブールバードとフューチャー・ストリートが交差する絶好の場所にいらっしゃると言えるでしょう。Home Media Magazineによると、ユニバーサル・スタジオ・ホームビデオは、 『ワイルド・スピード』の2枚組スペシャル・エディションのブルーレイ発売を皮切りに、iPhoneやiPod touchを使ってホームムービー鑑賞体験をさらに充実させるタイトルをリリースしていくとのことです。

ヴィン・ディーゼルがあなたのリビングルームに現れて、一緒にダンジョンズ&ドラゴンズをプレイしてくれるわけではありません(注意:リンクには過激な表現が含まれています)。しかし、App Storeから専用のiPhoneアプリをダウンロードすれば、ディスク上の特定のインタラクティブコンテンツを操作できるようになります。『ワイルド・スピード』セットの場合、その機能は「バーチャル・カー・ガレージ」です。iPhoneやiPod touchを使って、映画に登場する車を360度ビューで操作し、スペックを表示できます。
これは、Blu-rayディスクとiPhoneの連携のほんの一例に過ぎないと報じられています。ユニバーサル社によると、今後のタイトルでは、iPhoneをリモコンとして使ってBlu-rayプレーヤーの再生を操作したり、映画に関する情報にアクセスしたり、TwitterやFacebookにログインして映画鑑賞のステータスを更新したりできるようになるとのことです。そうすれば、友達全員が自分のBlu-rayディスクを購入できるようになるでしょう。
このセットには、もう一つテクノロジーに優しい機能があります。ユニバーサル社によると、映画のデジタル版が収録されており、「様々な電子機器」で視聴できるとのことです(ただし、具体的な機器名は明かされていません)。しかし、急ぐ前に、きっと怒りがこみ上げてくるでしょう。このデジタルコピーの有効期限は2010年7月31日です。どうやってこれを実現しているのかは分かりませんが、DRM(デジタル著作権管理)のような気がします。つまり、このデジタルコピーはiPhoneでは再生できないということです。
iPhoneの機能をご利用いただくには、App Storeから専用アプリケーションをダウンロードし、BD-Live対応のBlu-rayプレーヤーをご用意ください。『 ワイルド・スピード』の2枚組エディションは7月28日に40ドルで発売されます(ヴィン・ディーゼルは別売り)。