
Dropbox は、2008 年の最初のリリース以来、複数のコンピューター間でファイルを同期する最も簡単な方法の 1 つです。木曜日の夕方、同社はこのプログラムのバージョン 1.0 を正式にリリースし、MacBook Air ユーザーを喜ばせるために、選択的なフォルダー同期のサポートなど、多数の改善をもたらしました。
Dropboxによると、今回のアップデートではバックエンドの全面的な書き換えにより「大幅なパフォーマンス向上」が図られているとのことです。バージョン1.0では、コンピュータのメモリ負荷が最大50%軽減されるとDropboxは主張しています。また、Mac版では、プログラム全体がAppleのCocoaフレームワークで再コーディングされ、ダウンロードサイズが20%削減されたほか、3つのプラットフォームすべてでUIが改善されています。
しかし、1.0の目玉機能は、紛れもなく「選択的同期」です。この機能により、Dropbox内のどのフォルダとファイルをどのコンピュータに表示するかを選択できます。各コンピュータにはアプリケーション内に個別の設定パネルが用意されているので、例えば、特定のフォルダだけを仕事用のコンピュータと同期させ、残りのファイルはWeb上でアクセスできるようにしておくといったことが可能です。この機能の詳細について知りたい方のために、Dropboxは分かりやすいハウツーを公開しています。
さらに、このアップデートでは拡張属性同期のサポートが追加されました。これにより、ユーザーはデータの破損や削除を心配することなく、リソースフォーク(特定のプログラムが情報保存に使用するファイルの一部)を含むファイルを簡単にアップロードおよび同期できるようになります。
Dropbox 1.0 は無料で、同社の Web サイトから Mac、Windows、Linux 版をダウンロードできます。Mac ユーザーは OS X 10.4 以降を実行している必要があります。