H&RブロックはTaxCutブランドを廃止し、消費者向けサービスをH&Rブロック・アット・ホームと名付けました。これは、実店舗での税務申告サービスにおける豊富な実績をオンラインサービスのプロモーションに活かすという同社の戦略における、論理的な次のステップです。また、税務専門家に直接相談したい場合は、税務専門家へのアクセスも含まれる同社の「Best of Both」サービスが特に役立つでしょう。
H&R Block at Homeには有料版が2つあります。控除項目を明記し投資を行っている人向けの30ドルのデラックス版と、中小企業や賃貸物件のオーナー向けの追加サポート機能を備えた50ドルのプレミアム版です。H&R Blockの100ドルの「Best of Both」サービスでは、オンラインフォームに記入している間、必要に応じて税理士に相談できます。記入が完了すると、確定申告書は専門家に送られ、確認、承認、電子申告が行われます。
どちらのバージョンを選択した場合でも(投資や自営業収入のフォームがない無料サービスを含む)、州の申告書も電子提出する場合は 30 ドルを追加する必要があります。
H&R Blockはサービスのユーザーインターフェースを全面的に刷新しました。アンケートは明るいターコイズブルーの背景に緑のアクセントが効いています。各ページは美しく、右側のペインには状況に応じたヘルプが表示されます。右下にある「税務アドバイザーに質問」と「ヘルプセンター」ボタンをクリックするだけでヘルプにアクセスできます。H&R BlockのデータインポートサポートはTurboTaxほど充実していませんが、改善が続いています。例えば今年は、ADPからW2データをインポートできました。
しかし、このサービスには依然として使い勝手の面で問題がいくつか残っています。例えば、面接の途中で先へ進むことはできません。(H&RブロックのFAQには、順番通りに進めることでミスを最小限に抑えられると書かれていますが、この機能を好むユーザーもいるかもしれません。)また、申告書の作成中にフォームを表示する方法が分かりませんでした。
Macworldの購入アドバイス
データ入力は自分でできるけれど、必要に応じて税理士に相談したいという人にとって、H&Rブロックの「Best of Both」は、H&Rブロックのオフィスに行くことと、オンラインで自分で確定申告をすることのちょうど良いバランスになるかもしれません。しかし、それ以外の人にとっては、競合サービスの方が使いやすいと思います。

[ Yardena Arar は PCWorld の寄稿編集者です。 ]