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連邦取引委員会(FTC)はエリック・シュミット氏がAppleの取締役を務めていることに興味を示しているかもしれないが、GoogleのCEOであるシュミット氏は、それが何を意味するのか理解していないようだ。AP通信の報道によると、Googleの年次株主総会前に記者団に対し、シュミット氏はAppleの取締役を辞任する予定はなく、政府の調査でGoogleとAppleの緊密な関係に何ら問題は見出されないだろうと述べた。
今週初め、ニューヨーク・タイムズ紙は、 FTC(連邦取引委員会)がAppleとGoogleの取締役会の緊密な関係が反トラスト法に違反していないか調査していると報じました。1914年制定のクレイトン反トラスト法には、競争を阻害する恐れがある場合、競合企業2社の取締役を務めることを禁じる条項があります。AppleはiPhoneを製造し、Googleは競合するスマートフォンに搭載されているAndroid OSを開発していることから、連邦取引委員会が携帯電話の件を念頭に置いていることは間違いありません。
シュミット氏とジェネンテック元CEOアーサー・レビンソン氏はともにアップルとグーグルの取締役会に席を置いている。
木曜日の株主総会に先立ち、シュミット氏は記者団に対し、iPhoneの話題が出た際にはアップルの取締役会での議論から身を引くと述べた。また、アップルが主に検索事業に注力していることを踏まえ、アップルとグーグルがビジネス上のライバルであるという見方を否定した。
「グーグルはアップルを主要な競合相手とは見ていないと思う」とシュミット氏はウォール・ストリート・ジャーナルの同会合に関する報道で述べている。
シュミット氏は2006年からアップルの取締役を務めている。