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iPhoneは2007年の発売当初はWebアプリ専用デバイスでしたが、2022年の現在では通知機能に関してはWebアプリは二級市民のように扱われています。iOS 15.4では、この状況が大きく変わるかもしれません。
Maximiliano Firtman氏が自身のブログfirt.devで述べたところによると、AppleはついにiOSとiPadOSでSafariのプッシュ通知を可能にするための準備を整えたとのことです。Appleは長年にわたりMacのSafariでのプッシュ通知を可能にしてきましたが、これまでモバイルデバイスへの導入には消極的でした。
ファートマン氏は、iOS 15.4ベータ版で、WebプッシュとWeb通知の到来を示唆する2つの実験的なWebKit機能を発見しました。「組み込みWeb通知」と「プッシュAPI」の2つの切り替え機能はデフォルトで無効になっており、まだ動作していませんが、ファートマン氏はAPIの作業が進行中である可能性が高いと推測しています。これらの機能はmacOSのSafariと同様に動作し、サイト側で通知の許可または拒否を尋ねられ、その選択を保存する新しい設定タブが表示される可能性があります。ChromeやFirefoxなどの他のブラウザでも通知がサポートされると思われます。
Safariでプッシュ通知を許可すると、ウェブサイトを訪問した際に通知の許可を求めるメッセージが表示されるようになるため、iPhoneは大量の追加アラートを受け取ることになります。ただし、オプトアウトは簡単で、Wordleの新しいゲームがリリースされたときなど、場合によってはアラートが役立つこともあります。iOS 15.4にはいくつかの新機能がすでに搭載されているため、3月にリリースされると予想されます。
著者: マイケル・サイモン、Macworld編集長
マイケル・サイモンは20年以上にわたりAppleを取材しています。iPodがまだiWalkだった頃からSpymacで噂を取材し始め、Appleがこれまでに製造したほぼ全てのiPhoneを所有しています。妻と息子、そして数え切れないほどのガジェットと共にコネチカット州に住んでいます。