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Shazamが有料のEncoreアプリをリリース、無料アプリを変更

人生で無料のものなどありません。いや、永遠に無料のものはない、という方が適切かもしれません。曲当てクイズゲームを一気に台無しにした無料iPhoneアプリを開発しているShazamが、5ドルの新しいiPhoneアプリ「Shazam Encore」を発表しました。

すでに無料のiPhoneアプリをお使いの場合は、Shazamの無料版で好きなだけ曲にタグを付けることができます。ただし、無料版の新規ユーザーは、月に5曲までしかタグ付けできません。ただし、タグ付けした曲をFacebookフィードに投稿できるという利点があるので、これは嬉しい機能です。

では、Shazam Encoreは、新規ユーザー向けに無制限のタグ付け機能を提供しているほか、無料版と比べてどのような機能を備えているのでしょうか?Shazam Encoreは、音楽のタグ付けが高速化するなど、実用的な機能強化を誇っています。そのため、スピーカーにスマートフォンをかざす時間を短縮できます。「もしもし、ジューダス・プリーストさん?電話がかかってきましたよ」

iPhoneをカーアダプターに接続すると自動的に起動する、まったく新しい「カーモード」も搭載されています。カーモードは、運転中にラジオで流れている音楽に自動的にタグを付けてくれるので、5分ごとに「音楽にタグ」ボタンをタップする必要がなくなります。運転中にShazamのタグ付けマジックを見るのがどれほど安全かは分かりませんがとにかく便利です。

Shazam Encoreは、iTunes Storeのような機能も提供しています。例えば、タグ付け済みのトラックのおすすめ、他のユーザーが作成したShazamの音楽チャートを閲覧する機能、アーティスト、アルバム、トラックでShazamの音楽データベースを検索する機能などです。iTunesと同じように、Shazamのより幅広い楽曲ライブラリのメリットも享受できます。

Shazamの無料版をまだ使っている人にとっては、状況はまるで「シャークサンドイッチ」のようです。Shazam Encoreは新しい機能制限と引き換えに不公平かもしれませんが、よく言われるように時代は変わりつつあります。

[VentureBeat経由]