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ランサムウェアがMacを襲った時の対処法

マックワールド

画像: IDG

ランサムウェアに襲われたら、パニックに陥らないわけにはいきません。ランサムウェア攻撃によってMacがシャットダウンし、再起動するとロック画面が表示されることがあります。身代金を要求するメッセージが表示され、6桁のロック解除コードを入力するよう要求されます。このコードは回避できません。2ファクタ認証が有効になっている場合でも、このような状況が発生する可能性があります。

クラッカーは、過去にパスワードが漏洩した他のサイトのパスワードを悪用しているようです。iCloudアカウント保有者は、それらのパスワードをiCloudアカウントで再利用しています。「Macを探す」が有効になっていて、あなたのパスワードが分かっている場合、犯罪者はiCloud.comにログインし、「Macを探す」を使って(2段階認証なしでも)6桁のコードを作成し、Macをロックモードにすることができます。ロックモードはMacをリカバリモードで再起動し、通常の起動をロックします。

身代金を支払うことはお勧めできません。すべての恐喝者が条件を守るとは限らないからです。また、回避策もあります。以下の方法をお勧めします。

  • 購入証明を提示すれば、紛失モードのロックを解除できる可能性があるので、Apple 認定サービスセンター (Apple Store およびサードパーティ) に Mac をお持ちください。

  • Mac を持ち込む前に、iCloud のパスワードを変更してください。

  • まだ設定していない場合は、2段階認証を有効にしてください。今回のクラック対策には役立ちませんが、パスワードを誰かに入手された場合、アカウントへのそれ以上のアクセスを防ぐことができます。

iOSは「iPhone/iPadを探す」の紛失モードでは、パスコードを設定しない限り、この問題の影響を受けません。パスコードが設定されていない場合、犯罪者は4桁のコードを設定し、スマートフォンやタブレットをロックすることができます。

この攻撃に見覚えがあるとすれば、それは 2014 年にすでに使用されていたためです。

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著者: Glenn Fleishman、Macworld 寄稿者

グレン・フライシュマンの最新著書には、『Take Control of iOS and iPadOS Privacy and Security』、『Take Control of Calendar and Reminders』、『Take Control of Securing Your Mac』などがあります。余暇には、印刷とタイポグラフィの歴史に関する執筆活動も行っています。Macworldのシニア寄稿者で、Mac 911を執筆しています。