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キヤノンが1億2000万画素の画像センサーを開発

キヤノンの実験的な1億2000万画素の画像センサー
キヤノンの技術者らは、このサイズのセンサーとしてはこれまでで最高となる1億2000万画素の解像度を持つデジタル画像センサーを開発したと、同社は火曜日に発表した。

このセンサーは、キヤノンの現行最高解像度センサーの2倍以上の解像度でデジタル画像を撮影できますが、近い将来に製品に搭載される予定はありません。このセンサーは、将来のカメラ向けというよりは、技術的な挑戦のために開発されたものです。
イメージセンサーはあらゆるデジタルカメラの心臓部であり、通常は平らなシリコン片の上に数百万個のセンサーピクセルが配置されています。ピクセル数によってセンサーの解像度が決まり、結果として得られる画像の精細度に影響します。
新しいキヤノンのセンサーの 1 億 2000 万画素は、13,280 x 9,184 ピクセルの解像度の画像を生成できます。
このような高解像度の画像であれば、高解像度を維持しながら画像の一部を拡大したり切り取ったりすることが可能です。動画に使用すれば、元の画像の60分の1のサイズの部分を切り出しても、高解像度を維持できます。
しかし、このセンサーは製品に搭載される予定ではないようだ。
キヤノン東京本社の広報担当者リチャード・バーガー氏は、このような高解像度センサーの課題の一つは、画像が撮影されるたびにセンサーから出力される膨大な量の生画像データを処理することだと述べた。
しかし、このセンサーの開発が 1 億 2000 万画素のカメラの実現を間近に控えているわけではないとしても、エンジニアたちが現在よりも高画質の画像を撮影できる静止画および動画カメラの開発に取り組む中で、このセンサーは実験材料を提供してくれるだろう。