iPadが出版業界に衝撃を与えることを期待する企業の一つに、タイム社があります。同社はすでに、週刊ニュース誌「タイム・マガジン」をAppleのタブレット向けにデザインしたバージョンをリリースしています。先週には、週刊スポーツ誌「スポーツ・イラストレイテッド」のiPad版の提供を開始しました。

SIのモバイル版が開発中だったことは驚きではない。昨年末、出版社はYouTubeでコンセプト動画を公開し、汎用タブレット端末で雑誌を操作した様子を披露した。そして、iPhone 4ブームの真っ只中、先週木曜日にリリースされたモバイル版は、コンセプト動画のアイデアをうまく取り入れている(あの不気味なCGの手は除く)。
このアプリでは、雑誌の各号をスキャンスルーとスワイプで閲覧できます。また、「The Wheel」と呼ばれるウィジェットを使えば、お気に入りの記事や写真をFacebookやTwitterに送信したり、似た記事を提案したりできます。毎週のコンテンツには、「雑誌とSI.comのベストセレクション」に加え、様々な追加機能が含まれています。
先週木曜日にアプリと同時に公開された第 1 週の内容には、ビデオ ドキュメンタリー、インタラクティブな NBA ドラフト模擬戦、ペブル ビーチの「運命の崖」のパノラマ写真 (そこでプレーしたゴルファーのハイライトとホール戦略付き)、スポーツ ライターのジミー・ブレスリンが 1962 年のメッツについて書いた「史上最悪のチーム」と題された SI オリジナル記事などが含まれています。
このアプリでは、特集記事以外にも、ピーター・キングの「Monday Morning Quarterback」やスポーツ特化型の「Truth & Rumors」といった SI.com の人気コラムに加え、スコア、統計、ニュースフィードを 24 時間いつでもチェックできる。
アプリ自体は無料だが、毎週の雑誌をアプリ内購入する場合は 5 ドルかかる(すでに紙版の雑誌を購読している場合でも)。