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アップル、モスクワとサンクトペテルブルクでの販売開始へ

本日のモスクワニュースの報道によると、アップルはロシアで自社製品の直接販売を開始しようとしており、将来的には小売店の開設も検討するという。 

ロシア領土への進出を図るため、AppleはApple Rusという会社を登録し、同社の現地法律顧問であるVitaly Morozk氏をその代表取締役に任命した。 

アップルの幹部は2011年にモスクワを訪れ、アップルストアの店舗を探したが、適切な場所が見つからなかったとされている。アップルは2009年にiTunes Storeをオンラインで開設している。

モスクワニュースによると、アップルは2013年に製品の直接販売を開始する可能性があるが、アップルストアがオープンするかどうか、またいつオープンするかは不明である。 

ロシアにおけるApple製品は、Appleと提携する多数のサードパーティ企業を通じて販売されています。iPhoneはVimpelcomとMTSが、コンピューターは主にdiHouse、Marvel、OSCを通じて販売されています。しかし、2009年以前は、ほとんどのiPhoneはグレーマーケットを通じてロシアに輸入されていました。

新会社「アップル・ルス」は、他の地域で活動する他の企業とともに、まずはモスクワとサンクトペテルブルクでの販売に注力することになると思われる。 

アップルストア コヴェントガーデン

「Apple Storeが開店すればすぐに価格が下がるという意見をよく耳にします」と、Re:Store Retail Groupの広報担当者、リュドミラ・セムシナ氏は述べた。「価格は下がりません。iPhoneを除くほとんどのApple製品は、欧州諸国とほぼ同じ価格で、今後もその価格が維持されます。ロシア向けの製品は米国経由ではなく、欧州経由で仕入れています。」 

「消費者にとって唯一良い変化は、Appleの新製品の発表からロシア市場への投入までの期間が短くなることです。しかし、Appleはこの市場でトップではありません。Appleにとって、米国、欧州、そしてロシアの何倍も多くのApple製品を購入する中国という3つの主要市場があります」とセムシナ氏はRIAノーボスチ通信に語った。