デジタルメディアのストリーミング再生が、ホームエンターテイメントのToDoリストに急浮上しているなら、D&Mホールディングス傘下の高級コンシューマー向けおよびプロ向けオーディオ機器メーカーであるデノンとマランツ・アメリカを検討してみてはいかがでしょうか。両社は、AppleのAirPlayテクノロジーを既存のA/Vレシーバーの一部に搭載するファームウェアアップデートを近日中にリリースすると発表しました。

Macworldでは以前にもAirPlayを取り上げていますが、簡単におさらいすると、iTunes 10で導入されたAirPlayは、Appleの旧AirTunesテクノロジーを刷新したもので、Apple TV、AirPort Express、そしてAppleからライセンス供与を受けているサードパーティ製ハードウェアなどのデバイスに、オーディオ、ビデオ、写真をストリーミング配信できます。iOS 4.2のリリースに伴い、iOSデバイスでも一部サポートされる予定です。例えば、iPadでテレビ番組を視聴しているときに、iPadからApple TVにビデオを送信するように設定できます。
DenonとMarantz Americaは、iHomeにAirPlayの早期導入企業として加わります。現在開発中のファームウェアアップグレードにより、AVR-4311CI(1999ドル)、AVR-3311CI(1199ドル)、AVR-991(999ドル)、そして同社創業100周年記念モデルAVR-A100(2499ドル)を含む、DenonのA/Vレシーバー4機種がAirPlayに対応します。また、2.0チャンネルスピーカーシステム(199ドル)搭載のDenon N7ネットワークCDレシーバー(599ドル)もアップグレード対象となります。
Marantz America のすべての IP ベース モデルにも AirPlay アップグレードが提供されますが、これには上の写真の SR7005 A/V レシーバー (1,599 ドル)、AV7005 A/V プリアンプ (1,499 ドル)、NA7004 ネットワーク オーディオ プレーヤー (799 ドル)、および M-CR603 ネットワーク CD レシーバー (699 ドル) が含まれます。
AirPlayは音楽ストリーミングに加え、アーティスト情報、アルバムアート、経過時間、残り時間といったメタデータをiTunesから取得することも可能にします。Macworldは、DenonとMarantz Americaに連絡を取り、両社がiOSデバイスからのAirPlayストリーミングに対応するか、オーディオに加えてビデオもサポートするかを確認しましたが、記事執筆時点では両社からまだ回答が得られていません。
ファームウェアのアップグレードは 11 月 25 日までに利用可能になる予定で、ユーザーは各社のサイトから 49 ドルで購入できるようになります。