
最初はVLC、そして今度はGoogle。子供たちはすっかり成長しましたね!Googleはついに、主要プロジェクトのいくつかに付いていた厄介なベータ版タグを廃止することを決定しました。5年間の使用を経て、Gmailはついにプライムタイムの準備が整い、Googleカレンダー、Googleトーク、Googleドキュメントもついに使えるようになりました。
製品から「ベータ」という呼称を削除した理由は、主に政治的な理由によるものと思われます。企業は、自社の重要なインフラを常にベータ版のままのソフトウェアに依存させることに抵抗があるからです。Googleは、この呼称を廃止することで、より多くの企業に自社製品を自社のビジネスに適したものとして認識してもらうことを目指しています。そしてもちろん、実際に製品にお金を払っているのは、広告に目が釘付けになるだけの私たちのような消費者ではなく、そうした人々であることを考えると、これはGoogleの賢明な判断と言えるでしょう。
Google のエンタープライズ製品管理ディレクターのマシュー・グロッツバッハ氏は、本日、同社のブログに次のように書いています。「私たちは、製品をベータ版からリリースするという高い目標を達成することに注力してきました。そして、Apps スイートのすべてのアプリケーションが、今やその目標を達成しました。」
関連して、Google は有料顧客向けにメールの委任と再委任といういくつかの新機能も追加しており、これにより Google Apps を使用する企業はさまざまなデータ保持法に簡単に準拠できるようになります。
かつてはウェブサービスにとってベータ版はステータスの証のようなものでしたが、ここ数年、ウェブサービスの人気が高まるにつれて、その重要性は薄れてきました。写真共有サイトのFlickrでさえ、2006年にはベータ版から「ガンマ版」に移行しました。Google、見習え!