Photoshop Elements 9のクロスプラットフォーム同時リリースは、Macユーザーにとって初の試みとなります。Adobe Elements 9 OrganizerがついにMacユーザーにも提供され、趣味向け写真編集ソフトウェアであるこのソフトウェアに同梱されています。Windowsユーザーからは長年にわたりOrganizerの写真管理とタグ付けの優秀さが称賛されてきましたが、Macユーザーも人物認識、スマートタグ、そして新たにFacebookとの連携機能など、Organizerの便利な機能を活用できるようになります。(Organizerには、Macで初めてリリースされたPremiere Elements 9も同梱されています。)
Photoshop Elements 9の大きなニュースは、Adobe Elements Organizer(独立した写真管理アプリケーション)の追加です。ユーザーからのフィードバックに基づき、AdobeはこれまでWindows版のみで提供されていたOrganizerを、Bridgeに代えてMac版Photoshop Elements 9に搭載することを決定しました。Organizerのシンプルなインターフェースと簡素化されたオプション(Bridgeのようなプロレベルのバッチ処理機能は搭載されていません)を考えると、Elementsのユーザーは写真愛好家やデジタルスクラップブック作成者といった一般ユーザーで構成されていることを考えると、これは理にかなった変更と言えるでしょう。(アップグレードする方もご安心ください。Bridgeは既にお持ちの場合でも、後から入手した場合でも、引き続きご利用いただけます。)
アップデートとしては、今回のアップデートは大きな成果と言えるでしょう。AdobeがPhotoshop Elements、Photoshop Organizer、Premiere Elementsの3つに採用した新しいクロスプラットフォーム戦略は、まさに新風を吹き込むものです。レイヤーマスクボタンの追加だけでも、頻繁に使用するユーザーにとっては価値のあるアップグレードであり、新しいガイド付き編集モードは初心者にも最適な選択肢です。もし余裕のあるベン・フランクリンをお持ちなら、Elements 9はまさにうってつけの選択肢です。Photoshop Elements 9は、OS 10.5.8以降を搭載したIntel Macで動作します。
[iStockphoto.comのチーフエバンジェリストであるLesa Sniderは、『Photoshop CS5: The Missing Manual』(Pogue Press/O'Reilly刊)の著者であり、Kelby Trainingのビデオ『Photoshop Elements 8 for Digital Photographers』および『Practical Photoshop Elements』の著者でもあります。彼女のウェブサイトはgraphicreporter.comです。 ]