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ジョブズ映画の公開延期、新たな公開日は未定

報道によると、アシュトン・カッチャー主演のスティーブ・ジョブズの伝記映画『ジョブズ』の公開が、配給会社オープン・ロード・フィルムズにより延期され、映画の宣伝にもっと時間をかけることになったという。

この映画は当初、アップル創立37周年に合わせて4月19日に劇場公開される予定だったが、ハリウッド・レポーター誌は、オープン・ロード・フィルムズが『Jobs』(旧題『jOBS』)の公開を延期することを決定したと報じている。

報道によると、「内部関係者」によると、オープン・ロードは1月のサンダンス映画祭でプレミア上映され、賛否両論の評価を受けた本作の宣伝にさらに時間をかけたいと考えているとのことだ。新たな公開日はまだ確定していない。

ジョブズ映画のファンではない人物の一人が、ジョシュ・ギャッドが演じるアップルの共同創業者スティーブ・ウォズニアックだ。1月にこの映画の最初のクリップを見たウォズニアックは、この映画を「ひどい」「全く間違っている」と評し、カッチャーの演じ方を知ったらスティーブ・ジョブズは「気分を害し、恥ずかしい思いをしただろう」とまで言った。

 

2月に開催されたMacworld/iWorld基調講演で、カッチャー氏とギャド氏はウォズニアック氏による映画批判に応え、「最大限の愛、賞賛、敬意を持って作られた」と述べた。

「私たちはそこにいなかったんです」とカッチャーは付け加えた。「映画作りでは、物語を紡ぎ、それを展開させなければなりません。ジョブズとウォズニアックの二人が一緒に仕事をした時間の長さを見れば、他の誰もそこにいなかった瞬間がたくさんあったことが分かります」

ソニーが今年後半に公開予定のウォルター・アイザックソンのスティーブ・ジョブズの伝記を映画化した作品とは別物だが、ジョブズ氏の1971年から2000年までの生涯を描いた作品で、マシュー・モディーン氏が元アップルCEOのジョン・スカリー役、ジャイルズ・マッセイ氏がジョニー・アイブ役、アーナ・オライリー氏がジョブズの元恋人クリス・アン・ブレナン役で出演している。

参照:

クレイグ・エリオット:「私が最も多くのMacを販売したので、スティーブ・ジョブズは私にポルシェをくれました」(写真)

ミュージシャンのカニエ・ウェストは「私はスティーブ・ジョブズだ」と主張している

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