インターネットに接続できるパソコンから、重要な文書にすべてアクセスできることを想像してみてください。オフィスソフトの購入、インストール、アップグレードが不要になるのです。すでにメールクライアントではなく、Webベースのメールサービスをご利用かもしれませんが、次にオンライン化されるプログラムは、ワードプロセッサや表計算ソフトになるかもしれません。今や、シンプルなブラウザだけで多くの作業がこなせるようになるのです。
Webアプリケーションの考え方はシンプルです。Webアプリケーションはコンピュータ上で実行されるのではなく、サーバー上で実行され、ブラウザを通して操作します。これらのプログラムは個々のコンピュータで更新やメンテナンスを行う必要がなく、ファイルもサーバー上に保存されるため、ディスクを持ち運ばなくてもどこからでもアクセスできます。
Googleは、成長を続けるWebアプリケーションのコレクションで話題を呼んでいる、最大かつ最も有名な企業です。そのアプリケーションには、Google Docsと呼ばれるワードプロセッサとGoogle Spreadsheetsと呼ばれる表計算プログラム(どちらもdocs.google.comで入手可能)、Google Calendarと呼ばれるカレンダー、そしてもちろんWebベースのメールサービスGmailが含まれています。これらのプログラムはすべて、なんと0ドルという価格です。
これらのWebアプリケーションは、399ドルもするMicrosoft Officeの代わりとなるのでしょうか?インターネット接続が遅かったり、不安定だったりするなら、答えは間違いなくノーです。しかし、ワープロやスプレッドシートの作業を行うほとんどの人は、Googleのプログラムから恩恵を受けることができます。Officeの補完として、あるいは場合によってはOfficeの代替として。
これらのプログラムでできる最もクールな機能をいくつかご紹介します。使用するには、FirefoxなどのMozillaベースのブラウザが必要です。また、Gmailアカウント(Gmailを使わない場合はGoogleアカウント)も必要です。