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アップル、ドイツの裁判所でモトローラに対する差し止め命令を勝ち取る

裁判官の小槌 法律

この訴訟を追跡しているブロガーによると、ドイツで継続中の両社の特許争いで、アップルはモトローラ・モビリティに特許を侵害したスマートフォンのリコールを命じる可能性のある差し止め命令を勝ち取ったという。

FOSS Patentsブログを執筆する特許アナリスト、フロリアン・ミューラー氏によると、ピーター・ガンツ裁判長は木曜日にアップル社への差し止め命令を認めた。アップル社は、写真管理用の携帯型電子機器に関する特許をモトローラ社が侵害したとして訴えていた。

モトローラは声明で、この判決は、写真を拡大表示した状態で表示する際の一部機能に関連するソフトウェア機能に関連していると述べた。「裁判所が、『ズームアウト』モードで機能を実行することはこの特許を侵害しないと判決を下したことに留意します」と同社は述べた。「当社は既に、ユーザーエクスペリエンスを損なわない新しい写真表示方法を製品に実装しているため、供給や将来の販売に影響はないと考えています。」

アップル社は判決に関するコメント要請に応じなかった。

ミューラー氏は自身のブログで、アップルはモトローラに対し、特許侵害デバイスの破棄またはリコールを要求する可能性があると述べている。しかし、モトローラは「OSの修正によってドイツで製品の販売を継続できるのは間違いない」と同氏は述べている。

アップルとグーグルに買収されるモトローラは、数ヶ月にわたり米国から欧州に及ぶ特許侵害争いを繰り広げている。