編集者注: 以下の記事は、PCWorld.com の Geek Tech ブログから転載したものです。

脱獄済みのiPhoneをお持ちで、iTunes経由で3.1にアップデートすべきか迷っているなら、もう少し待ってみましょう。他の主要なiPhoneソフトウェアアップデートと同様に、3.1では多数の新機能とバグ修正が追加され、既存の脱獄エクスプロイトも無効化されます。これは1.1.1の頃からAppleと開発チームのハッカーの間で繰り広げられてきたいたちごっこなので、特に驚くようなことではありません。
iPhone 3.1アップデートは、iPhoneのベースバンド(またはモデムファームウェア)を変更します。これはダウングレードできません。つまり、iTunesソフトウェアアップデートで「誤って」3.1をインストールした場合、開発チームが新しいベースバンドの脆弱性を発見するまで、脱獄(ひいてはAT&T以外のネットワークでiPhoneを使用している場合はロック解除)は無期限に解除されてしまうということです。しかし、これまでの経緯から判断すると、機転の利くハッカーたちが新しいファームウェアの脆弱性を発見し、公開する可能性は非常に高く、しかも数日以内にはそうするでしょう。もし何らかの理由でAppleがあらゆるセキュリティホールを封じるという不可能とも言える偉業を成し遂げたとしても、新しいベースバンドを搭載したiPhoneの脱獄はほぼ不可能でしょう。
どうしても3.1を試したいという方は、人気の脱獄アプリredsn0wを使ってカスタム3.1 IPSWファイルをインストールすることでソフトウェアアップデートに成功したという噂がいくつか流れています。ただし、この方法ではベースバンドが現在のバージョン(4.26.08)のままになり、MMSやテザリングなどの新機能で互換性の問題が発生する可能性があります。また、開発チームが3.1に完全互換のツールをリリースした場合でも、再度脱獄を行う必要があります。
なので、待つことをお勧めします。きっと助けが来るでしょう。1週間以内に解決策が見つかるか、少なくとも3.1のクラックが可能かどうかについて何らかの情報が得られるでしょう。開発チームの皆さん、頑張ってください。たくさんの人が応援しています。
[ Twitter で Geek Tech と Keller をフォローしてください。 ]