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ソニー、新型半透明ミラー付きデジタル一眼レフカメラをプレビュー

ソニーは2010年、最も革新的なカメラ2機種を発表しました。高性能コンパクトレンズ交換式カメラ(CILC)のNEX-5と、透過ミラーを搭載したデジタル一眼レフカメラSLT-A55です。今週、横浜で開催された映像見本市「CP+」において、ソニーは来場者にカメララインの将来像を垣間見せました。

最大の目玉は、ソニーの次期SLT(一眼レフカメラ)カメラ、A77のプロトタイプの公開でした。この上位ミドルレンジカメラは、ソニーのラインナップにおいて3年前に発売されたA700の後継機となります。ソニーはトランスルーセントのテーマを貫き、主要機能を分かりやすく示した透明なプラスチック製のモックアップを作成しました。

A77は、A55で初めて採用された透過ミラー技術を採用し、APS HD CMOSセンサーを搭載し、AVCHD動画撮影機能を備えています。A55と同様に、透過ミラーによりライブビューモードと動画撮影時に位相差AFが連続して行えます。プロトタイプを見ると、可動式LCDスクリーンやカメラ上部の小型LCDスクリーンなど、いくつかの詳細が明らかになっています。公式の技術仕様はまだ発表されていませんが、解像度は約20メガピクセルと噂されています。ソニーは今年後半に発売を予定しています。

ソニーは、NEXシリーズのカメラとビデオカメラで使用できるEマウントレンズの計画も発表しました。カールツァイス24mmレンズ、55-200mm望遠ズームレンズ、30mmマクロレンズ、50mm単焦点レンズは、いずれも2011年に発売予定です。Gシリーズの500mm f/4望遠レンズも開発中で、2012年に発売予定です。