事実を直視しましょう。携帯電話を購入するかどうかの判断は、ましてや499ドルから599ドルもする携帯電話であればなおさら、内蔵カメラの性能に左右されるものではありません。これは良いことです。というのも、私の携帯電話のカメラに関する経験は、特筆すべき点がなかったからです。
長年、様々なスマートフォンで撮影してきた写真の仕上がりに、私はあまり満足していませんでした。もちろん、人それぞれ違うかもしれませんが、私の場合はいつも写真がかなりひどいと感じていました。ズームを使ってみても、設定をデフォルトのままにしておいても、どれもひどい写真ばかりでした。
ということで、iPhoneのカメラテストが、このモバイルデバイスで試したいことリストの一番下だった理由がお分かりいただけると思います。以前お伝えしたように、iPhoneの内蔵カメラのスペックは2.0メガピクセルで、ズーム機能はありません。カメラ機能では、写真撮影に加えて、撮影した画像を閲覧したり、壁紙に設定したり、連絡先に割り当てたり、メールで送信したり、削除したりすることもできます。
前にも言ったように、カメラの性能を試すことは当初の予定ではありませんでした。でも日曜日に家族を連れてハリファックスで行われたカナダデーのお祝いに行った時、娘が「写真を撮ってみて」と誘ってきたので、試してみようと思い立ちました。iPhoneカメラで撮った2枚の写真を並べてみました。


フルサイズで撮影した写真は1,200×1,600、72DPI、RGBで、約550KBの容量を消費します。カメラへのアクセスと使用は非常に簡単で、ホーム画面からカメラアイコンをタップするだけです。カメラが開くと、写真を撮るためのボタンと、撮影済みの写真を見るためのボタンがあります。ボタンをタップすると、シャッターが開閉するアニメーションが表示されます。Appleの素晴らしい工夫ですね。
iPhoneをコンピュータに接続すると、iPhotoやApertureが起動し、iPhoneを別のカメラとして認識して写真をインポートしてくれます。これは便利な機能です。しかし、写真の有無にかかわらずこれらのアプリが起動してしまうと、使い勝手が悪くなります 。Macworldの 編集者数名に実際にそのような経験がありました。
このカメラにはもう一つ欠点があります。フラッシュがないのです。そのため、暗い場所で撮影すると、写真の仕上がりが悪くなります。その証拠として、Macworld.comの編集長フィリップ・マイケルズ氏が自宅のガレージで愛猫ジトの写真を撮ってみました。上の写真のように、2枚の写真を並べてあります。左側はサイドウィンドウから自然光が差し込む状態で撮影したもので、右側はシェードを下ろした状態で撮影したものです。


カメラは、スマートフォンに必須のアイテムリストにはまだ入りませんが、まともなカメラがあれば間違いなくプラスになります。コツは、良い写真が撮れるような状況でカメラを使うことです。
[ Jim Dalrymple は Macworld.com のニュース ディレクターであり、カナダ人であることを誇りに思っています。 ]