60
AppleがSafariをWindowsに導入

Appleは月曜日、SafariウェブブラウザのWindows対応版をリリースし、Windowsプラットフォームにおける存在感を高めました。パブリックベータ版としてリリースされたSafari 3の最終版は、WindowsとMac OS X 10.5の両方で動作します。

Safariは、どのプラットフォームでも同じ機能を提供します。Apple CEOのスティーブ・ジョブズ氏は、世界開発者会議(WDC)の参加者に対し、Windows版Safari 3は、GoogleとYahoo!の検索機能の組み込みを含め、Leopard版と同じ技術を搭載していると述べました。

Appleは、ウェブブラウザの市場シェア拡大を目指し、Safariをクロスプラットフォームアプリケーションにすることを決定しました。ジョブズ氏が引用した数字によると、Safariは現在、ブラウザ市場の約5%を占めています。一方、Microsoft Explorerは78%、MozillaのFirefoxは15%のシェアを占めています。

「Macの市場シェアは大きいですが、私たちはさらに成長したいと考えています。そのためには、Windows版のSafariを開発する必要があります」とジョブズ氏はWWDCの参加者に語った。「そして、まさにそれを実現したのです。」

Appleは、Windows向けSafariの高速版をリリースすると発表しました。同社によると、SafariはiBenchのHTMLパフォーマンススイートテストで、MicrosoftのInternet Explorerの2倍の速度(2.2秒、IEは4.6秒)を記録しました。また、Apple製ブラウザはiBenchのJavaScriptテストでも同様の性能を示し、IEの2.4秒に対し、1秒未満でスイートを完了しました。

最新バージョンのSafariでは、ブックマークバーの下に統合された検索バナー、ブックマークのようにタブをドラッグ&ドロップできる機能、テキストフィールドのサイズ変更機能など、その他の変更点も追加されています。Safari 3では、ダッシュボードウィジェットを作成するためのWebクリップ機能を起動するツールバーボタンも搭載される予定です。Safari 3の新機能の詳細については、ブラウザベータ版のファーストルックをご覧ください。

Safari は、増え続ける Windows 対応の Apple プログラムに加わります。同社はまた、iTunes 音楽アプリケーションと QuickTime マルチメディア プレーヤーの Windows 版も作成しています。

この記事は、Safari 3 の機能についての詳細情報を追加し、基調講演での Steve Jobs 氏の発言を引用し、Windows で実行される Apple プログラムの数についての正しい情報を含めるため、2007 年 6 月 11 日午後 4 時 40 分 (太平洋標準時) に更新されました。