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iPhone 3Gがヨルダンで発売、アラビア語はまだサポートされていない

iPhoneリストに新たな国が加わりました。SaudiMacのKhaled氏によると、iPhone 3Gがヨルダンで正式に発売され、携帯電話事業者Orangeが独占販売するそうです。購入には1年間の契約が必要で、月額30JDから80JD(43ドルから115ドル)の3つのプランが用意されており、上位プランほど端末価格が安くなります。

ヨルダンはエジプトに次いでiPhoneを導入した2番目のアラビア語圏の国であり、iPhoneのアラビア語サポートの酷さがさらに注目を集めています。iPhone 2.0ソフトウェアでは、16言語へのインターフェースローカライズオプションと20種類以上の入力オプション(キリル文字、中国語、日本語、韓国語など、大きく異なるアルファベットを含む)が追加されたにもかかわらず、iPhoneの中東言語サポートは発売以来、お粗末なままです。iPhoneのインターフェースはアラビア語とヘブライ語のどちらも表示できず、どちらの言語でもテキストを入力する方法がありません。

iPhoneが中東言語に関して抱える問題はこれだけではありません。発売当初、iPhoneのSafariウェブブラウザは、ウェブページ上のアラビア語とヘブライ語の文字を文字化けしたように表示していました。その後のアップデートでヘブライ語の文字がサポートされ、アラビア語の文字も文字化けせずに表示されるようになりました。しかし、この「修正」は役に立ちません。アラビア語は、単語の先頭、中間、末尾の文字の位置によって異なる文字体系で書かれています。MobileSafariはすべての文字を個別の文字として表示するため、理解不能です。

これらの欠点に加えて、Khaled氏はiTunes Store(そして当然App Storeも)がエジプトとヨルダンのどちらでも利用できないことを指摘しています。Appleはようやく公式のアラビア語版iPhoneユーザーガイドをリリースしましたが、それでもあまり慰めにはならないでしょう。

Mac側では、OS XはOSとSafariの両方で優れたアラビア語サポートを提供しています(ただし、ブラウザ側も以前は同じように文字が繋がらないレンダリングに悩まされていましたが、Appleは最終的にこれを修正しました)。デスクトップからiPhoneに搭載されたら嬉しい機能がまた一つ増えたと言えるでしょう。