ヘルプタグ(カーソルを何かに合わせるとポップアップ表示される、小さな黄色の四角形の情報)は、ツールバーのボタンの名前と機能を表示するだけではありません。短縮されたファイル名のフルネームを検索したり、ヘルプトピックの簡単な概要を確認したりなど、様々な用途に使えます。ここでは、私のお気に入りの5つのテクニックをご紹介します。
1. ファイルの完全な名前を確認する
Macが狭い列で名前を短縮表示する場合、ほとんどの場合、ヘルプタグを使ってフルネームを表示できます。Finderウィンドウのリストやサイドバー、開く/保存ダイアログボックス、Apple Mailのメッセージビューアウィンドウで短縮された名前にカーソルを合わせるだけです。iPhotoのソースリスト(サイドバーのような領域)でも同様に機能します。

これを行うと、追加の情報が表示される場合があります。例えば、iPhotoでは、ソースリストのアルバム名にマウスポインターを合わせると、短縮された名前の完全なバージョンだけでなく、アルバムに含まれる画像の数も表示されます。
2. メール内の偽リンクを見抜く
一見無害そうなメールに埋め込まれたリンクに「重要情報」というラベルが付いているのに、実際にはウェブサイトにリンクしている場合がありますhttp://punkedscam.org。リンクをクリックする前に、ヘルプタグが表示されるまで待って、リンクのURLを確認してください。
3. メールの添付ファイル名を素早く表示する
「ソリューション」ファイルに関する即時フィードバックを求めるメッセージが届きましたが、そのメッセージには6つの添付ファイルがあり、いずれも名前が短縮されています。メッセージの「保存」メニューをクリックして添付ファイルのフルネームの一覧を見ることはできますが、ファイルを保存して親アプリケーションで開くのは避けたいところです。クイックルックで簡単に確認したいだけなので、どれが添付ファイルなのか確認できれば良いのですが。問題ありません。添付ファイルのアイコンにマウスポインターを合わせると、フルネームとダウンロード状況などの役立つ情報が表示されます。(クリックして選択し、スペースバーを押すとクイックルックウィンドウが開きます。)
4. ヘルプでトピックの説明を読む

Macヘルプシステムで検索を実行しました。(情報が必要なプログラム内で「ヘルプ」→ 「アプリケーション名ヘルプ」を選択してください。)これで、推奨トピックのリストが表示されます。では、どのトピックを最初に確認すべきでしょうか? 1行の説明だけでは判断しにくいので、ヘルプタグを活用すれば、より詳しい説明を読むことができます。トピックにカーソルを合わせると、詳細な説明が付いたヘルプタグが表示されます。
5. フォントブックから簡単に情報を取得する
Font Bookは、他のMacユーティリティよりもヘルプタグの数が多く、より便利なように思えることがあります。ライブラリやコレクション内のフォント数を、現在の選択を解除せずに知りたい場合は、ライブラリ名にポインターを合わせるとヘルプタグに情報が表示されます。フォントに何種類の書体が含まれているか知りたいけれど、フォントリストで選択して展開したくない場合は、フォントファミリー名にポインターを合わせると答えが表示されます。

重複したフォントがあり、どれがTrueTypeでどれがOpenTypeか、どれが新しいバージョンか、そしてファイルがドライブ上のどこに保存されているかを確認して、どれを無効にするか削除するかを決める必要がありますか?Font Bookの情報ビューに切り替える必要はありません。書体をポイントするだけで、必要な詳細情報がすべて記載されたヘルプタグが表示されます。
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[編集者注: このストーリーは、Lion との互換性のために 2011 年 11 月に更新されました。]