
Adobeは、人気の写真ワークフロー管理およびRAW現像ソフトウェアの最新バージョンであるLightroom 3をリリースしました。この新バージョンには、DSLRビデオファイルのサポート、ノイズ低減と画像シャープニング機能の強化、そして最近のCamera Raw 6.1アップデートでPhotoshopユーザー向けに提供されたプロファイルベースのレンズ補正機能など、数多くの改良点と新ツールが搭載されています。
このリリースには、他にも多くの改良点が含まれています。Lightroom の全体的なパフォーマンス速度が向上し、ライブラリと画像ファイルのサイズが絶えず増大する状況に対応できるようになりました。写真家は、画像にカスタムの透かしをデザインして追加できるようになりました。スライドショーツールも改良され、スライドショーにカスタムサウンドトラックを追加したり、最大1080pまでの様々なサイズのビデオファイルとしてエクスポートしたりできるようになりました。印刷画面では、新しいツールを使ってカスタム画像レイアウトを作成・印刷(またはJPEGとして保存)したり、レイアウトをプリセットとして保存したりできるようになりました。
Lightroom 3で最も期待されていた新機能の一つが、テザー撮影です。対応カメラをコンピューターに直接接続し、Lightroom 3を起動するだけで、撮影中にコンピューターまたはネットワーク上の任意のフォルダーに画像を瞬時にインポートできます。対応カメラの全リストはAdobeのウェブサイトでご覧いただけます。
Lightroom 3の正式リリースは、7ヶ月にわたるパブリックベータ版のプロセスを経て行われました。Lightroomの開発者は、多数のベータテスターの皆様に新機能の微調整とプログラムに関するフィードバックの収集にご協力いただきました。Lightroom 3ベータ版は、2009年10月のリリース以降、60万回以上ダウンロードされました。Lightroom 3のベータ版は6月30日に有効期限が切れます。引き続きご利用を希望されるテスターの皆様は、プログラムをご購入いただく必要があります。
Apple が 2 月に競合の写真管理プログラムである Aperture 3 の最新バージョンをリリースして以来、Lightroom 3 への期待が高まっており、このバージョンでは DSLR ビデオのサポートも追加されました。
Lightroom 3は、adobe.com/storeにて299ドルで販売中です。また、既存のLightroomユーザーの方は、アップグレード版として99ドルでご購入いただけます。Lightroom 3は、Windows PCまたはIntel Mac(バージョン10.5以降、2GBのRAMと1GBのハードドライブ容量が必要)でご利用いただけます。