
一つのiPhotoライブラリだけでは満足できない人にとって、Fat Cat SoftwareのiPhoto Library Managerは「全てを支配する一つの指輪」のような存在です。ただし、ここで話題にしているのはホビット族の話ではありませんし、同社が世界を支配しようとしているわけでもありません。複数のライブラリを簡単に管理・同期できるようにしたいだけなのです。今回のアップデートにより、iLife '09ユーザーは、AppleがiPhoto '09に追加されたすべての友人情報と位置情報を同期できるようになりました。
iPhotoライブラリマネージャ(IPLM)を初めてご利用になる方のためにご説明します。iPhotoライブラリマネージャ(IPLM)は、1台のMacで複数の独立したライブラリを作成・管理したり、ライブラリ間でアルバムを移動したり、1台のMacで複数のユーザー間でライブラリを共有したりといった機能を提供します。iPhotoライブラリマネージャのライブラリ同期機能の詳細については、Joel Kisselのガイドをご覧ください。
数ヶ月間ベータ版として公開されていたiPhoto Library Manager 3.5には、数多くの新機能と修正が含まれていますが、最も注目すべきはiPhoto '09の主要機能です。ライブラリ間で写真をコピーしたり、2つのライブラリを結合したりする際に、「人々」と「撮影地」の情報がそのまま引き継がれるようになりました。
その他の変更点としては、ログファイルへのアクセスの容易化、インポートオプション使用時のiPhotoライブラリの適切な統合、そして様々なバグ修正などがあります。新バージョンはすべての登録ユーザーに無料でアップグレードできます。ライセンスは20ドルです。