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クイックキーズ X3 3.1

Startly TechnologiesのQuicKeys 3.1は、マクロとショートカットを備えたこのユーティリティを、Mac自動化ソフトウェアのリーディングカンパニーとして、そして最も包括的なソフトウェアとしてさらに確固たる地位へと押し上げました。メジャーアップグレードではありませんが、このバージョンでは、   TigerのAutomatorユーティリティのサポートなど、前リリース(2005年5月)よりもいくつかの機能が追加されています。

新しいワークフローショートカットを使えば、QuicKeysのトリガー(例えば、キーボードショートカットや特定の時刻)を使ってAutomatorのワークフローを実行できます。また、ワークフローを複数ステップのマクロに組み込むことで、QuicKeysとAutomatorのレパートリーを効果的に拡張できます。例えば、プレビューで写真のサイズ変更など、必要な操作を実行するAutomatorワークフローが既にある場合は、QuicKeysで同じ手順を繰り返す必要はありません。

SoftKeysと呼ばれるもう一つの便利な機能を使うと、お気に入りのショートカットを簡単に整理して起動できます。SoftKeysのショートカットを呼び出すと、QuicKeysは半透明のパレットを表示し、番号付きのスロットに最大10個のショートカットを割り当てます(スクリーンショットを参照)。

キーボードまたはマウスを使用して、SoftKeys パレット内の任意のマクロをアクティブ化できます。

QuicKeysの新しいドライブトリガーは、指定したローカルドライブまたはネットワークドライブがマウントまたはアンマウントされるたびにショートカットを起動します。例えば、外付けFireWireドライブをマウントするたびに内蔵ハードドライブをバックアップするようにQuicKeysを設定したり、特定のCDを挿入するたびに特定のドキュメントを開くように設定したりできます。「アイテムを開く」ショートカットの便利な改良により、QuicKeysがデフォルトのアプリケーションだけでなく、指定したプログラムを使ってアイテムを開くようにプログラムできるようになりました。

Macworldの購入アドバイス

QuicKeys 3.1は100ドルと、ユーティリティとしてはかなり高価です。複雑なショートカットを作成するには、試行錯誤も必要になるかもしれません。しかし、AppleScriptやAutomatorを使っている場合でも(特に使っていない場合でも)、QuicKeysを使って繰り返し作業を自動化すれば、時間と労力を節約できます。

[ Franklin N. Tessler は Macworld の寄稿編集者です 。]