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OutlineEditレビュー: 執筆プロジェクトのシンプルなアウトラインを作成する

アウトラインはあまり使いませんが、本や長文の記事を書くときは必ずアウトラインを作成します。The Omni GroupのOmniOutlinerを長年使っていますが、このアプリの機能のほんの一部しか必要ないことは分かっています。他にももっと手頃な価格のアウトライナーはたくさんありますが、Robin Schnaidtの9ドルのOutlineEditは、アウトラインを作成したいけれど他のアプリほどの高機能や複雑な機能は必要ないという人に最適です。

OutlineEdit は、アウトライナーによくある機能をすべて備えています。Tab キーを押すと、入力したテキストに自動的にレベルが割り当てられます。例えば、項目を折りたたんで最上位項目のサブ項目を非表示にすることで、アウトラインビューをすっきりと整頓できます。また、アウトライン内で項目を上下に移動して位置を変更したり、レベルを上げたり下げたりすることもできます。さらに、項目を完了済みとしてマークするためのチェックボックスも用意されています。私は必ずしも直線的に書くわけではないので、本や長文の記事を書いているときにこの機能をよく使います。

概要編集

OutlineEdit はシンプルなインターフェースを備えています。

このアプリは、全画面表示で邪魔にならないビュー、メモ、統計、そして「カテゴリー」機能も備えています。「カテゴリー」とは、アウトラインの様々な部分に付けられるラベルのようなものです。カテゴリーを使えば、様々な項目を色分けしてハイライト表示したり、一度に複数のカテゴリーだけを表示したりすることも可能です。カテゴリー機能はガジェットっぽいと感じますが、もしかしたら私のワークフローではそういう使い方ができないのかもしれません。

多くのアウトライナーと同様に、OutlineEdit はインポートとエクスポートの両方で OPML(アウトラインプロセッサマークアップ言語)形式をサポートしており、アウトラインを PDF としてエクスポートできます。ただし、Word の .doc や RTF などの他のアウトライン形式には対応していません。ただし、アウトラインを Evernote アカウントや Kindle に送信することは可能です。

概要編集

OutlineEdit のマーカー拡張機能を使用すると、Safari の Web ページから項目を取得できます。

OutlineEdit ではアイテムにスタイルを設定できますが、OmniOutliner ではレベルごとにスタイルを設定できるため、各レベルにプリセット スタイルが適用され、微調整する必要がありません。

ユニークな機能の一つとして、「Marker」と呼ばれるSafari拡張機能があります。これを使うと、Safariのウェブページ上で選択したテキストをマーク(ハイライト)し、OutlineEditに送信できます。送信すると、ハイライトされた項目がアウトライン項目として保存された新規文書が開きます。ウェブ上で引用やアイデアを拾い、それらをアウトラインにまとめたい場合に最適です。

結論

OutlineEditは、シンプルで使いやすいアウトライナーです。アウトラインを作成したいけれど、高度なツールは必要ないという方に最適です。アウトラインを作成しない方でも、OutlineEditは初心者にとって役立つアプリです。例えば、Safari拡張機能を使えば、Webページの情報をアウトライナーに取り込み、そこから情報を構築していくことができます。