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Final Cut Studio 2は、丁寧に頼めば無料で手に入る

Gizmodoの友人たちが、またしてもスティーブの思いがけない行動について詳細を報じています。どうやら、高校生でありながら将来有望な映画製作者でもある彼が、Final Cut Studio 2を手に入れたいと考えていたようです。学生なので、教育機関向け価格(定価から600ドルもお得ですが、次期バージョンへのアップグレードは含まれていません)で購入しようと考えていました。ところが、Appleがその割引を高等教育機関の学生、教職員、職員にしか適用していないことを知り、彼は落胆したそうです。

貧乏な高校生はどうすればいいのでしょうか? 迷ったら、スティーブ・ジョブズにメールしましょう。彼はスティーブに、8コアのMac ProでFinal Cut Studio 2が問題なく動くので、教育機関向け価格の例外を設けて700ドルで購入できるようにしてほしいと頼みました。

しかしスティーブは寛大な心を持っていて、高校生のメールをプロビデオ製品マーケティングディレクターのリチャード・タウンヒルに転送しました。タウンヒルは彼に返信し、住所を尋ねました。なぜAppleはこの少年の住所が必要だったのでしょうか?もちろん、Final Cut Studio 2の無料コピーを送るためです!

これこそがマーケティングと呼ぶものです。