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WildChargerを実際に使ってみる
ワイルドチャージャー

CESのプレスイベントで、WildChargeの製品の一つを少し触ってみる機会がありました。ご存知の通り、同社は電子機器をワイヤレスで充電するシステムを発表しており、先月この件について触れました。当時、私はこのシステムが電磁誘導で動作するとお伝えしましたが、イベントに出席した同社の担当者は、このシステムは電磁誘導で動作しないという明確な説明をしませんでした。ただし、その仕組みについては電磁波を使わないという点だけは明らかにしませんでした。

この製品はマウスパッドほどの大きさの小さな平らな長方形で、金属片が横に並んでいます。対応デバイスをこの上に置くと、充電が開始されます。ただし、デバイスには特別な装備が必要です。WildChargeの担当者は、現時点ではアフターマーケット向けのアドオン製品として位置付けていると述べましたが、メーカーとの提携の可能性は否定していませんでした。

対応デバイスの底面の写真撮影は許可されませんでしたが、システムが正常に動作することを確認することができました。少なくとも、対応したiPod nanoをパッドの上に置くと、バッテリーアイコンが「充電中」と表示されます。同様に、小さな光る球体もパッドの上に置くと点灯します。製品情報によると、充電はトリクル充電ではなく、フル充電だそうです。また、充電器に手を置いても全く安全です。

WildChargerとWildCharger miniという2つの製品が、2007年初頭に登場予定です。WildChargerは90ワットの電力を供給し、ノートパソコンと複数の小型デバイスに十分な電力を供給します。WildCharger miniは15ワットの電力を供給し、複数の小型デバイスに十分な電力を供給します。価格はそれぞれ100ドルと40ドルです。利便性は高いようですが、ワイヤレス充電が本格的に普及するには、メーカーの参入を待つ必要があります。