
先週、Mac OS X 10.6.2アップデートでAtomプロセッサ搭載のノートパソコンが動かなくなったというニュースがネット上で大騒ぎになったのを覚えていますか?「ハッキントッシュ」という言葉の頭文字からして、状況が変わったのも不思議ではありません。新たにハッキングされたカーネルのリリースにより、Snow LeopardがAppleの草原から自由に動き回れるようになったとされています。
ネットブックハッカーの皆さん、ご注意ください。これはポイントアンドクリック操作ではありません。ターミナルを開いて、簡単な手順をいくつか実行する必要があります。そしてもちろん、オペレーティングシステムのカーネル(Mac OS Xのあらゆる基盤となる基本コード)を、インターネットからダウンロードしたファイルに置き換えます。これはロシア語のブログを書いている人が書いたものです。別に悪いことをしているわけではありませんが、ここにはフランケンシュタインの寓話が絡んでいることを指摘しておきたいと思います。これは「新しい脳」に関する話です。
10.6.3でのAppleの対応に期待しています。2009年のAtomプロセッサ大破壊については、2つの説があります。1) AppleはAtomプロセッサを搭載した製品を出荷していないので、意図的にAtomプロセッサを壊した、という説。2) AppleはAtomプロセッサを出荷製品でしかテストしていないので、誤って壊してしまった、という説。Palm PreのiTunesとの同期を壊したAppleは、 意図的にそうしていたのです。Palmがこの機能の復旧を試みた際に、Appleがモグラ叩きのような行動に出たことからもそれが明らかです。もしSnow Leopardの次期リリースで再び多くのノートパソコンが壊されれば、Appleの意図が少し明らかになるかもしれません。