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フォーマット戦争'06:東芝が休戦を呼びかけ


流血の必要はない。東芝がここで言っているのはまさにそれだ。ビートルズの歌詞を借りれば、「We Can Work It Out(うまくいく)」だ。東芝の社長、西田厚聰氏は昨日の株主総会で、次のようなユートピア的な夢を語った。
「統一フォーマットを諦めたわけではありません。機会があれば、規格統一の方法を模索していきたいと考えています。」
西田社長の妥協の姿勢を称賛したい一方で、東芝とライバルのソニーとの前回の交渉を思い出さずにはいられません。言うまでもなく、交渉はうまくいきませんでした。次世代機と次世代機の両方に対応するプレーヤーが登場したことで、両者の対立は激化し始めています。
一体どれだけの無実のプラスチックディスクがこの騒動に巻き込まれるのでしょうか、紳士諸君。サムスンはすでにユニバーサルプレーヤーの開発について一切の知識を否定せざるを得ませんでした。次はLGでしょうか? 結局のところ、エドウィン・スターの言葉を借りれば、「フォーマット戦争、一体何の役に立つというんだ? 全く何もない」のです。
[ギズモード経由]