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WDが新しいソリッドステートディスクドライブを提供

Western Digital(WD)は、新しいSiliconDrive IIIソリッドステートディスク(SSD)ドライブを発表しました。これは、2009年3月にSiliconSystemsを買収したWDにとって初のSSD製品発表となります。価格は未発表です。WDはSSDの販売をOEM(相手先ブランド製造会社)に注力しているからです。

SiliconDrive III システム

新しいSiliconDrive III SSDシステムは、2.5インチシリアルATA(SATA)およびパラレルATA(PATA)、そして1.8インチMicro SATAフォームファクタで提供されます。容量はサイズに応じて30GBから120GBまであります。SATAドライブは3GB/秒のインターフェースを備え、PATAドライブはATA-7インターフェースを備えています。

WD は SiliconDrive III SSD に搭載されているいくつかのテクノロジを宣伝しています。その中には、電圧低下、電力スパイク、不安定な電圧などによって引き起こされるストレージ システムの現場での障害からドライブを保護する「PowerArmor」、システムの使用状況を検出して使用可能期間を予測する早期警告システムの「SiSMART」、WD が OEM 向けに開発したテクノロジの組み合わせである「SolidStor」などがあります。

SSDドライブは、従来のハードディスクドライブ(HDD)の代替として注目を集めており、ノートパソコンやその他のポータブルデバイスでも同様の用途で提供されています。SSDメーカーは、部品が回転しているため、落としたり乱暴に扱ったりすると故障する可能性のあるハードディスクドライブ(HDD)よりも耐久性に優れていると主張しています。また、消費電力も少ないです。AppleはMacBook Air向けにSSDオプションを提供しています。