76
iOS 18、macOS 15でSafariのAI機能が強化され、よりスマートな検索機能やウェブページの「消しゴム」機能も搭載

サファリアイコン

画像: Apple/Foundry

AppleのAIへの取り組みに関する話題の多くは、iOS 18とSiriの全般的な改善、そしてMac向けの次期M4チップに集中しています。しかし、WWDCが近づくにつれ、Appleが開発するAIソフトウェアに関する報道が増えており、最新の報道では、Safariの次期メジャーバージョンを強化するためのAppleの取り組みが取り上げられています。

AppleInsiderによると、同社はデバイス上のAIを活用してウェブページを要約する新しい「インテリジェントサーチ」機能を開発中とのことです。Appleが開発した言語学習モデルは、ウェブページの内容を示すキーフレーズやトピックを識別し、ユーザー向けに要約を作成できます。

Apple が取り組んでいるその他の機能は次のとおりです。

  • ウェブページの一部を削除できるWeb Eraser。広告、テキスト、画像などが含まれます。Safariはページを閉じた際に削除された部分を記憶し、再度ページにアクセスした際にページが変更されたことをユーザーに通知します。
  • アドレスバーに表示される新しいページコントロールメニュー。このメニューには、Safari全体に広がるユーザーコントロール(テキストサイズ、ズーム、リーダーモード、プライバシーレポートなど)が集約されています。
  • ビジュアルルックアップのAI拡張機能で、ユーザーに商品情報を提供します。この機能はSafariだけでなく、システム全体に実装することも可能です。

Appleは、6月10日のWWDC24で発表されるiOS 18とmacOS 15の両方に、Safari 18の新機能を実装する予定です。報道によると、AIビジュアルルックアップなど一部の機能は2025年まで利用できない可能性があるとのことです。これは、AI機能が段階的に展開されるとの以前の噂と一致しています。AppleInsiderは最近、Appleがメモアプリと電卓アプリをアップデートする計画についても報じています。

最新ニュースや噂については、iOS 18とmacOS 15のスーパーガイドをご覧ください。また、6月に開催されるWWDC24についても詳しくご覧ください。

著者: ロマン・ロヨラ、Macworld シニアエディター

ロマンはMacworldのシニアエディターで、30年以上にわたりテクノロジー業界を取材し、MacをはじめとするAppleエコシステム製品を中心に活躍しています。Macworld Podcastのホストも務めています。彼のキャリアはMacUserで始まり、Apple認定修理技術者(当時はAppleがそのような制度を設けていた)として認定されました。MacAddict、MacLife、TechTVでも活躍しています。