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DropboxがMailboxメールクライアントをMacに導入

本日、Dropboxは数々の発表を行いましたが、その中でもMacユーザーにとって特に興味深い発表がありました。iOS向けメールクライアントとして定評のあるMailboxがMacに登場します。OS X版Mailboxは現在パブリックベータ版で、Mailboxのウェブサイトから登録できます。

パブリックベータ版の登場は驚くようなものではありません。開発者が2013年初頭にiOS版をリリースした当初のやり方を彷彿とさせます。当時はアプリをダウンロードしても、実際に使うには順番待ちリストに登録する必要がありました。(その順番待ちリストは数ヶ月後に廃止されました。)

iOS版を入手して、AppleのiOS版メールアプリよりもメール処理が速くて簡単だったので、とても気に入りました。その最大の特徴は、スワイプ操作を徹底的に重視していることです。右にスワイプするとメッセージをアーカイブでき、さらに右にスワイプすると削除できます。左にスワイプするとメッセージの遅延(つまり、一時的に消えて後で表示される)ができ、さらに左にスワイプするとメッセージをリストに追加できます。このインターフェースがMacに実装されているかどうか、そしてどのように実装されているか、実際に入手したらぜひ見てみたいものです。

前述の通り、Mailbox for MacはDropboxが行った数々の発表の一つに過ぎません。同社は他にも、Dropbox for Business、MailboxのAndroid版、Mailboxの新機能「自動スワイプ」機能(Android版が先行、iOS版も近日公開)、写真・動画管理アプリ「Carousel」、そしてDropboxを活用したコラボレーション機能をMicrosoft Officeに提供する「Project Harmony」を発表しました。

著者: Dan Miller、Macworld 寄稿者

ダンはMacworldの元編集者です。