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脱獄したiPhoneを狙ったデータ窃盗ハッキング

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iPhoneを愛用する同胞の皆さん、またしてもこの脆弱性に挑みます。月曜日に報じられたように、iPhoneの脆弱性により、悪質なハッカーが ジェイルブレイクされた一部のデバイスにリック・アストリーの悪質な壁紙を貼り付けることができたのです。そして今、セキュリティ企業Integoは、同じ抜け穴を利用して、ハッカーがさらに悪質な行為を行える可能性があると報告しています。

以前の記事でご紹介したように、今回の脆弱性は、ジェイルブレイクされたiPhoneで「root」スーパーユーザーのパスワードがデフォルトから変更されていない場合にのみ影響しますただし今回は、壁紙を80年代のハンサムなポップスターの壁紙に変更するだけでなく、ハッカーがユーザーのあらゆるデータ(メール、連絡先、SMS、カレンダー、写真、音楽、動画、サードパーティ製アプリの情報など)にアクセスできるようになるという新たなリスクがあります。しかも、忍者のように暗闇に紛れて、侵入されたことすら明かされません。

Integoはこのエクスプロイトを「iPhone/Privacy.A」と名付け、コンピュータや他のiPhone上で実行することで無線ネットワークをスキャンし、脆弱なジェイルブレイクされたiPhoneを特定し、そこから情報を収集できるツールだと説明しています。しかし、Integoは、実際にこの手段で攻撃を受ける可能性のあるiPhoneの数はごくわずかである可能性が高いことも認めています。

前回のエクスプロイトと同様に、このハックは脱獄されていない標準のiPhoneでは機能しません。そのため、何らかの理由でデバイスを脱獄する必要がある場合、明確な解決策が1つあります。それは、ルートパスワードを変更することです。