MailTags 3 をインストールすれば、すぐに存在を忘れてしまうでしょう。Apple 純正のメールアプリに素晴らしい機能が追加され、一度使ってみたらもう手放せなくなるほどです。しかし、メールアプリとあらゆるレベルで完璧に、そして美しく統合されているため、どこまでがメールアプリでどこからがMailTagsなのか、忘れてしまうほどです。

基本的なタグ付けとは、アイテムにキーワードを割り当てて、後で検索できるようにすることです。MailTags はそれ以上の機能を備えており、メールアプリのあらゆる部分にプロジェクト名、色、優先度、さらには長文のメモを作成して割り当てることができます。メッセージはスレッド内の前のメッセージからタグを継承することができ、MailTags を使用している同僚にメッセージと一緒にタグを送信することもできます。
MailTagsはMailのルールと連携するので、例えば、お母さん(または他の連絡先)からのメッセージに自動的にタグを付けたり、色付けしたりするルールを作成できます。iCalと連携しているので、Mailを離れることなく、アラームを含むイベントやiCalのリマインダーリストのタスクを作成できます。
しかし、 MailTagsの機能そのものは、その洗練されたシームレスさによってほとんど影を潜めています。メールメッセージの隅に小さなタブが表示され、クリックすると、考え抜かれたデザインでキーボード操作も可能なパネルが開き、メッセージに情報を添付したりiCalを操作したりできます。しかも、メッセージに添付した情報を見るためにパネルを開く必要はありません。送信者と件名を示す概要が「メール」列に表示されるからです。
Mailとの統合レベルは、もはや不気味と言ってもいいほどです。MailTags関連のコマンドや情報は、コンテキストメニュー、「表示」メニューの「メッセージ属性」サブメニュー、「環境設定」、さらには検索フィールドのドロップダウンメニューにも表示されます。検索フィールドでは、入力を開始するとキーワードやプロジェクトなどのカテゴリが提案されます。実際、検索フィールドに「tag:」に続けてキーワードを入力することさえ可能です。
ちょっと不満な点を一つ。タグ属性を使って検索できるのか、Tickle Date が何をするのか、その他多くの基本機能や高度な機能の実装方法など、簡潔なクイックスタートガイド以外にドキュメントがないため、全く理解できません。とはいえ、試してみる価値はあるので、ぜひ試してみてください。