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Apple、次期ギャラリー向けにSafari拡張機能を募集

Appleは、登録済みのサードパーティ開発者に送ったメールの中で、近日公開予定のSafari Extension Gallery(同社のデスクトップWebブラウザの最新バージョン向けの厳選された拡張機能コレクション)への投稿を引き続き募集していると述べています。Appleはギャラリーの公開日を具体的には明らかにしておらず、「近日中」に公開するとのみ述べています。

特定の拡張機能がギャラリーに収録される価値があるかどうかを判断する際に、Appleがどのような基準を適用する予定なのかについては、具体的な言及はありません。Appleは、今後リリースされるギャラリーでは「革新的なユーザーエクスペリエンスを提供する厳選された拡張機能」を提供するとのみ述べています。

開発者は、提出時に、拡張機能の用途 (ブログ、開発、電子メールなど) と、拡張機能が提供する機能の種類 (ブラウザーのツールバーに機能を追加するか、バックグラウンドで静かに実行されるかなど) に応じて、拡張機能を 1 つ以上の異なる分類に分類する機会が与えられます。

興味深いことに、Appleは拡張機能を自ら配布する予定はありません。開発者はすべての配布ファイルを自身のウェブサイトでホストすることが求められており、Appleはリンクを提供するだけです。正規の拡張機能はすべてデジタル証明書で署名されているため、これは理にかなっています。しかし、悪意のある開発者がAppleに知らせずに配布ファイルを密かに書き換えることをAppleがどのように防ぐのか、疑問が生じます。

最後に、ギャラリーがどのように機能するのかという疑問があります。Safariでは、デフォルトでは拡張機能のサポートがオフになっており、ユーザーが明示的に有効化する必要があります。ギャラリーがFirefoxのようにSafari自体の一部になるのか、それともMac OS XのダウンロードセクションのようにAppleが管理するWebページとして提供されるのかは不明です。前者の場合、Appleはシステムを有効にするSafariアップデートをリリースするか、あるいはユーザーが新しい拡張機能を有効化してインストールするための手順を公開するだけかもしれません。