
HP Officejet 7500A ワイドフォーマット e-オールインワンは、ファックス機能を備えたワイドフォーマットのインクジェット複合機です。小規模ビジネスやホームビジネス向けに設計されたこのOfficejetは、最大13×19インチの用紙に印刷でき、フラットベッドまたは35枚自動原稿送り装置から8.5×14インチの文書をコピーおよびスキャンできます。
プリンターの4つのインクカートリッジは簡単に取り付けることができ、USB 2.0、802.11ワイヤレス、またはイーサネットで接続できます。USB接続時にMacを再起動すると、プリンターが応答しなくなるという問題が発生しました。興味深いことに、CDではなくAppleのソフトウェア・アップデートからダウンロードしたファイルを使用してドライバーをインストールすると、この問題は解消されました。HPは現在この問題を調査中です。
Officejetには、小型ながらも便利な2.4インチLCDタッチスクリーンが搭載されており、コピー枚数の選択、FAXオプション、プリンターのePrint機能の設定に役立ちます。HPのePrintでは、プリンターに印刷アプリをダウンロードして使用できます。アプリには、子供向けの塗り絵からGoogleアカウントへのドキュメントの直接スキャンまで、多岐にわたります。また、ePrintでは、HPがプリンターに割り当てたメールアドレスを使用してリモート印刷も可能です。最近レビューしたPhotosmart C310A ( )でePrintサービスをテストした際には、サービスが不安定になることがありましたが、今回ははるかに安定したサービスでした。
また、Officejet 7500A と同じ Wi-Fi ネットワーク上に iOS デバイスがある場合は、AirPrint を使用して iOS デバイスからドキュメントや写真を印刷できます。
当社の速度テストでは、Officejet 7500A のパフォーマンスは平均的で、テキスト速度は 1 分あたり 6 ページ、PDF テストでは 1 分あたり 1.5 ページ、写真テスト印刷では 1 分あたり 0.4 ページでした。
印刷品質テストの結果、ビジネスプリンターとしてはテキストの品質はまずまずで、エッジは驚くほどぼやけていました。PDFグラフィックページの色品質は良好でしたが、やはりエッジがぼやけていました。写真は赤みがかっており、彩度がやや高すぎました。また、写真画質を向上させるために特別に配合されたインクを搭載したHPのPhotosmartプリンターで印刷したような深みや影のディテールも欠けていました。
テストスキャンの品質は良好で、線画テストページにはわずかな縞模様が見られ、写真スキャンには鈍く平坦な色彩が見られました。
インクは標準サイズと大容量サイズの両方で、平均価格より安く、手頃な価格です。プリンターには標準サイズの特別な「セットアップ」バージョンが付属しており、プリンターの初期化時に消費されるインクを少し多めに用意しています。標準サイズには、20ドルで420ページのブラック(4.8セント)、10ドルで300ページのシアン、マゼンタ、イエロー(1色1ページあたり3.3セント)が含まれています。大容量サイズは驚くほど安価で、32ドルで1200ページのブラック、15ドルで700ページのシアン、マゼンタ、イエロー(1色1ページあたり2.1セント)です。4色印刷の場合、標準サイズのインクでは1ページあたり14.1セント、大容量インクでは9.1セントです。
Macworldの購入アドバイス
スキャン、コピー、ファックス、そして大きなスプレッドシートの印刷ができるデバイスをお探しなら、HP Officejet 7500Aは検討する価値があります。速度と印刷品質はどちらも平均的な性能ですが、現在AppleのAirPrintとHPのePrintサービスをサポートしている数少ないプリンターの一つです。
[ジェームズ・ガルブレイスは、Macworld のラボディレクターです。 ]