
本日の iPhone 4 の発表で、スティーブ・ジョブズは、次期デバイスには Apple がRetina ディスプレイと呼ぶディスプレイが採用されると詳しく説明した。
しかし、Retinaディスプレイとは一体何なのでしょうか?そして、他のスクリーン技術と組み合わせることで、より薄型でHD対応となった新しいiPhoneにどのようなメリットをもたらすのでしょうか?簡単に言うと、Appleの比喩的なRetinaディスプレイは、960×640ピクセルの解像度を3.5インチに詰め込んだ超高ピクセル密度(1インチあたり326ピクセル(ppi))を誇る液晶ディスプレイです。
Retinaディスプレイは、従来のiPhoneと比べてピクセル数が4倍に増加しています。画面サイズは変わらないため、ピクセル密度は2倍になっています。現在99ドルで販売されているiPhone 3GSは、163ppi、480×320の解像度を誇りますが、それと比べると、この新しい画面がどれほど素晴らしいかは容易に想像できます。

新しいディスプレイについて語る中で、スティーブ・ジョブズは人間の目はある一定のレベルを超えると個々のピクセルを識別できなくなると詳しく説明しました。Apple CEOによると、ピクセル化が目に見えるレベルがなくなる「魔法の数字」は300ppi前後だそうです。つまり、iPhone 4の画面は1インチあたり300ピクセル(326ppi)以上なので、ジャギーは全く見られず、常に滑らかで鮮明な表示になるはずです。
左の写真は、PCWorldシニアエディターのメリッサ・J・ペレンソン氏が撮影したもので、iPhone 4の画面に表示されたアイコンと、iPhone 3GSの画面に表示された同じアイコンを比較したものです。ご覧の通り、その違いは顕著です。[ 2010年7月1日更新: PCWorldフォーラムメンバーのAndrewLudewig氏が、Flickrで2つのディスプレイをより詳細に比較した画像を教えてくれました。]

AppleのRetinaディスプレイはコントラスト比の向上も約束しています。同社によると、次期iPhone 4はコントラスト比が従来モデルの4倍に向上するとのこと。よりコンパクトなピクセルの採用に加え、LEDバックライトの画面にはIPS(In-Plane Switching)技術が採用され、視野角の改善と色彩表示の鮮明化が図られています。
Appleがスマートフォンに超高解像度画面を搭載したのは初めてではありません。例えば、GoogleのNexus Oneは800×480ピクセルの解像度を持つOLED画面を搭載していますが、サブピクセルの配置に問題があります。
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