
画像: 鋳造所
Appleが昨年iOS 18でRCS対応メッセージアプリをリリースした際、重要なセキュリティ機能であるエンドツーエンドの暗号化が欠けていました。当時、Appleは暗号化がRCSユニバーサルプロファイルに組み込まれるまでメッセージアプリへの導入は待つと述べていました。そしてついにその日が来ました。
GSM協会は金曜日、RCS向けの新しいGSM仕様に、メッセージング層セキュリティ(MLS)プロトコルに基づくエンドツーエンド暗号化(E2EE)が含まれると発表しました。GSM協会はプレスリリースで、新しい仕様により、詐欺、不正行為、その他の脅威からユーザーを保護する「最高レベルのプライバシーとセキュリティ」が提供されると述べました。
これらの手順により、メッセージやファイルなどのコンテンツがクライアント間で送受信される際に、機密性とセキュリティが確保されます。RCSは、異なるプロバイダーのクライアント実装間で相互運用可能なE2EEをサポートする初の大規模メッセージングサービスとなります。
暗号化プロトコルをユニバーサルスタンダードとして実装することで、iPhoneユーザーがRCSまたはiMessage経由で送信するすべてのメッセージに同じE2EEが適用されます。つまり、Appleは送信中またはAppleのサーバー上にあるメッセージを閲覧できません。ただし、iCloudをバックアップに使用している場合は、高度なデータ保護を使用しなくてもメッセージを暗号化できます。
Appleは、今後のソフトウェアアップデートで、エンドツーエンドで暗号化されたRCSメッセージのサポートをiOS、iPadOS、macOS、watchOSに追加すると発表しました。
著者: マイケル・サイモン、Macworld編集長
マイケル・サイモンは20年以上にわたりAppleを取材しています。iPodがまだiWalkだった頃からSpymacで噂を取材し始め、Appleがこれまでに製造したほぼ全てのiPhoneを所有しています。妻と息子、そして数え切れないほどのガジェットと共にコネチカット州に住んでいます。