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Parallels Desktop 6 が Mac に登場

Parallelsは木曜日、仮想化ソフトウェアの最新バージョンであるParallels Desktop 6 for Macを発表しました。このソフトウェアにより、MacユーザーはMac OS X内でWindowsを実行できるようになります。Parallelsによると、Parallels Desktop 6には80以上の新機能と改良点が搭載されています。

Parallels Desktop 6の鍵となるのは、高速化です。USB経由またはネットワーク経由のファイル操作におけるパフォーマンスの向上に加え、Parallels社によると、新ソフトウェアはWindowsの起動速度が前バージョンより41%高速化し、3Dグラフィックパフォーマンスは40%向上しています。Parallels Desktop 6は、64ビットにも完全対応しています。

「Parallels Desktop 6では、ゲームとグラフィックスを最優先に考えました」と、Parallelsのマーケティングおよびアライアンス担当プレジデント、ジャック・ズバレフ氏は記者会見で述べました。グラフィックス機能の強化に加え、Parallels Desktop 6は新たに5.1chサラウンドサウンドもサポートしています。

Parallels Desktop 6には、新しいセキュリティ機能も搭載されています。ペアレンタルコントロールが機能し、Macで適用した設定がWindowsにも引き継がれるようになりました。仮想マシンの暗号化機能は、データのプライバシー保護に役立ちます。Parallelsは、Kaspersky Internet Security 2011(Windows版)とKaspersky Anti-Virus for Macのソフトウェアパッケージ、Acronis True Image Home 2010バックアップおよびファイル復元プログラム、Acronis Disk Director 2011 Homeハードドライブユーティリティ(いずれもWindows版)も提供しています。

その他の新機能には、Windows で Mac OS X キーボード ショートカットを使用する機能や、Spotlight を使用して Windows プログラムを検索する機能などがあります。

Parallels Desktop 6は9月14日より80ドルで発売予定です。学生版は40ドルで発売予定です。Parallels Desktop 6 for Macは、Windows PCからMacに乗り換える新規ユーザー向けの「Switch to Mac」バンドル(100ドル)にも同梱されます。「Switch to Mac」バンドルには、MacとPC間でファイルを転送するためのUSBケーブルが付属しています。

既存のParallelsユーザーは、50ドルでバージョン6にアップグレードできます。8月15日以降にParallels Desktop 5 for Macを正規販売店からご購入いただいた場合は、追加料金なしでバージョン6にアップグレードできます。