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アップルの別のパートナーがスタッフを増員、低価格iPhoneの噂に火

今週初めの報道では、シャープが6月に次期iPhoneのスクリーンの製作を開始する予定であるとされていたが、今度は、アップルの製造パートナーであるペガトロンが、今年後半に中国工場の従業員数を最大40%増やす計画を発表したと報じられており、新型iPhoneが登場するという憶測に拍車をかけている。

ロイター通信は、この新型 iPhone は噂されていた低価格の廉価版 iPhone になるだろうと主張している。

ロイターの情報筋によると、廉価版iPhone向けディスプレイパネルの小規模生産は5月に開始され、6月には大量生産が開始される予定だという。

富邦証券のアナリスト、アーサー・リャオ氏はロイター通信に対し、「より安価なiPhoneの製造はペガトロンの営業利益率をさらに押し上げるだろう。プラスチックケースはiPhone 5の金属ケースよりも製造が容易だからだ。このため、良好な歩留まりが確保されるはずだ」と語った。 

ペガトロンの最高財務責任者チャールズ・リン氏はロイター通信に対し、同社の2013年の収益の60%が下半期に得られると語った。

ロイター通信によると、ペガトロンは第1四半期の純利益が前年同期比で81%増加したと発表した。

この報道は、iPad miniの受注減少を原因としてペガトロンの収益減少に焦点を当てたブルームバーグの報道とは全く矛盾している。(2013年10月5日更新:ペガトロンの最高経営責任者であるジェイソン・チェン氏は、ブルームバーグの記者が「自分の口に言葉を吹き込んだ」と主張し、以下の発言を否定した。)

ブルームバーグの報道によると、ペガトロン社はiPad miniの需要減により収益が減少したとのことだが、エイスーステック・コンピューターズから分社化した同社の業績減少は「タブレットだけでなく、電子書籍やゲーム機など、ほぼすべての製品がマイナスの方向に動いている」とペガトロン社のジェイソン・チェン最高経営責任者は述べている。

同社はマイクロソフトのSurfaceタブレットも製造している。

チェン氏によると、iPad miniはペガトロンにとって大きな事業であり、同社の消費者向け電子機器の収益の半分以上を占めている一方、iPhone 4Sは通信部門の主力商品だという。

チェン氏は、自社の苦境は mini のせいだとし、「サプライチェーンからは、iPad mini の需要が第 1 四半期から 15% 減少するとの予測ではなく、20% ~ 30% 減少するという強い兆候が見られています」と述べている。

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