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iPadの商標をめぐるAppleの争いは中国で続く

中国でiPadの商標を所有していると主張するProview Technology社を清算する申し立てが裁判所に却下され、破産したディスプレイベンダーとApple社との法廷闘争が継続されることになった。

深セン市中級人民法院は富邦保険によるプロビューの清算申し立てを却下したと、同社の弁護士ロジャー・シー氏が昨日明らかにした。

ブルームバーグによると、謝氏は判決後もProviewはAppleとの訴訟を継続すると述べた。もしタパイに拠点を置く富邦金融控股有限公司傘下の富邦保険がProviewの清算に成功していたら、同社のAppleに対する訴訟は実行に移されていたかもしれない。

12月、同裁判所はAppleによるProviewに対する商標訴訟を棄却し、AppleがiPadの商標権に関する契約を締結したにもかかわらず、台湾にあるProviewの子会社を通じてのみ締結したと判断した。深圳に拠点を置くProviewはAppleとの商標交渉に一切参加しておらず、商標権の正式な譲渡も行っていないため、契約には法的拘束力がない。

Appleはこの判決に控訴し、Proviewが紛争を煽り、Appleの事業に損害を与える可能性のある誤解を招く発言をしたとして訴訟を起こすと警告している。しかし、訴訟は継続中で、ProviewはAppleの中国におけるiPadの販売を禁止しようとしており、Appleは数百万ドルの罰金を支払う可能性に直面している。

富邦は、再保険パートナーを代表して申請されたプロビューの清算提案に関して、さらなる措置を検討していると述べた。