
Appleは、他のプラットフォームがサポートを終了するずっと前に、時代遅れと判断した技術のサポートを終了することで知られています。フロッピーディスク、USB-Aポート、Intelチップ(バダムTSS)などです。しかし、時折、ある機能が予想以上に長く生き残ることもあり、Macがまだそれを続けていると聞いて、私たちは皆驚きます。
この場合の「あれ」とは、ダイヤルアップモデム用のmacOSヘルプファイルです。9to5Macによると、macOS Venturaの開発者向けベータ4では、インターネットやオンラインサービスへの接続に昔ながらの方法であるダイヤルアップモデムのヘルプファイルが削除されるとのこと。これは、ダイヤルアップモデム(90年代の映画でAOLメールをチェックするときに聞こえるあの音)が使えなくなるという意味ではありません。USBモデムは引き続き接続できますし、AppleはWeb上でサポートドキュメントを公開しています。これらのシステムヘルプファイルはそれほど容量を消費しないはずなので、なぜ削除する必要があるのでしょうか?9to5Macは次のように推測しています。
macOS Venturaでは、Appleはシステム環境設定アプリ(現在は「システム設定」に名称変更)を一から再構築しました。ダイヤルアップに関する記述を削除した理由は、おそらくこれでしょう。

りんご
これらのヘルプファイルがなくても困る人はまずいないでしょうが、一体何のことか分からないという方は、macOS Venturaベータ版にアップグレードしていないのであれば、Macでダイヤルアップモデムのドキュメントを見ることができます。Finderのメニューバーにある「ヘルプ」をクリックし、検索フィールドに「ダイヤルアップ」と入力してください。検索結果には、「ダイヤルアップモデムを使ってMacをインターネットに接続する」「Macでダイヤルアップモデムの詳細オプションを変更する」「Macでダイヤルアップモデムの問題をトラブルシューティングする」などが表示されます。
著者: ロマン・ロヨラ、Macworld シニアエディター
ロマンはMacworldのシニアエディターで、30年以上にわたりテクノロジー業界を取材し、MacをはじめとするAppleエコシステム製品を中心に活躍しています。Macworld Podcastのホストも務めています。彼のキャリアはMacUserで始まり、Apple認定修理技術者(当時はAppleがそのような制度を設けていた)として認定されました。MacAddict、MacLife、TechTVでも活躍しています。