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Apple による Placebase の買収は Google への警告か?

Appleとかつての親友Googleの関係は緊張しているものの、YouTubeやGoogleマップといったiPhone内蔵サービスのおかげで、このウェブ界の巨人の存在感は依然として感じられている。しかし、Computerworldのセス・ウェイントラブ氏がまとめたところによると、GoogleはAppleの戦略的買収の一つによって脅威にさらされている可能性があるという。

7月、AppleはPlacebaseという会社を買収しました。PlacebaseはGoogleマップに似たマッピングサービスを中心に展開する企業ですが、地図上にデータをレイヤー化する高度な機能と「Pushpin」と呼ばれる堅牢なAPIの提供に重点を置いています。実際、同社のウェブサイトにアクセスしてみると、現時点ではAPIのリファレンスしか掲載されていません。Weintraub氏はまた、Placebaseの創業者兼CEOであるJaron Waldman氏がAppleの「Geo Team」に加わったと報告しています。

では、Appleは地図会社と何をしているのでしょうか?iPhoneの人気を考えると、ほとんどの人が真っ先に思い浮かべるのはそれでしょう。もちろん、Appleが地図データを必要とするものは他にもたくさんあります。例えば、iPhoto '09の新機能「撮影地」機能などです。あるいはもちろん、常に話題になっている、まだ見ぬ機能かもしれません。

しかし、Google CEO の Eric Sc​​hmidt 氏が Apple の取締役会を去り、Google Voice をめぐる FCC の調査 (この調査では、Google が Latitude マッピング サービス用に作成したアプリケーションを Apple が拒否したことも取り上げられている) を経て、Apple がかつての友人との距離をさらに置きたいと考えるようになったとしても不思議ではないだろう。