Appleの近々リリースされるiOS 18ソフトウェアアップデートでは、iPhoneの動作に大きな変更が数多く加えられるほか、それほど注目されていないものの、知っておく価値のある変更もいくつか含まれています。しかし、鋭い観察眼を持つあるベータテスターが、どちらのリストにも入っていない、小さいながらも素晴らしい変更点を発見しました。
Redditユーザーのant_t99氏(写真付き)によると、iOS 18の開発者向けベータ版を搭載したiPhoneは、バッテリー切れの状態でも現在時刻を表示するそうです。腕時計を身につけず、スマートフォンで時刻を確認している人にとっては、これは非常に重要なボーナス機能となるでしょう。
iPhoneのバッテリーが切れたと判断されても、実際にはまだ少し電力が残っています。いわば緊急時の電源です。iOS 18では、この電力を利用して充電を促すアイコンを表示するほか、「iPhoneを探す」で位置を特定できるよう、微弱なBluetooth信号を発信します。実質的には、不要な機能をすべてシャットダウンし、AirTagとしてのみ機能します。
今年起こったことは、iOS 18で低電力緊急機能のリストに時刻表示機能が追加されたということだけです(Apple Watchは以前から省電力モードに入ったときにこの機能が使えますが、iPhoneではこれが初めてです)。iPhoneの電池が完全に切れるまでの時間にはさほど影響しないはずですが、電池切れで不便を感じているiPhoneの所有者にとっては大きな違いとなる可能性があります。
ant_t99 さんが質問の中で指摘した、ごく小さな欠点が 1 つあります。少なくともこの米国在住のユーザーの場合、時刻は 12 時間制のみに制限されているようです。そのため、24 時間制を頼りにしている人は最初は少し混乱するかもしれません。(AM や PM の表示もないようですが、iPhone のステータス バーにも表示されません。) また、他の手がかりから午前 8 時なのか午後 8 時なのかがわからない場合、私たちにはどうしたらよいかわかりません。
新しいソフトウェアを試してみようか迷っている方は、iOS 18ベータ版をインストールすべきかどうかについて解説したガイドをご覧ください。また、新機能やその他の変更点、そして各ベータ版アップグレードのタイムラインについては、iOS 18スーパーガイドをご覧ください。
著者: David Price、Macworld編集者
デビッドは20年以上テクノロジーについて執筆しており、2007年の最初のiPhoneの発売を取材した際にAppleの熱狂に乗った。彼は熱心なApple Watchの伝道師であり、HomePodは誤解されていると感じている。