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OLEDディスプレイはMacBook Proにすぐには搭載されない

16インチMacBook Pro

画像: 鋳造所

OLED ディスプレイを搭載した iPad が来年登場するという噂は聞いていますが、MacBook Pro に OLED が搭載されるまでにはもう少し時間がかかり、今から 3 年弱、あるいはそれ以上かかるかもしれません。

ディスプレイサプライチェーンコンサルタンツのロス・ヤング氏は、ブルームバーグ主催のウェビナーで講演し、AppleがMacBook ProにOLEDを搭載する能力について見解を示しました。ヤング氏は、Appleの製造パートナーがノートパソコン向けOLEDの生産体制を整えるには数年かかると述べました。OLEDディスプレイを搭載したMacBook Proは、M4またはM5プロセッサが搭載される2026年か2027年まで出荷されないだろうとヤング氏は考えています。

現行の14インチおよび16インチMacBook Proは、2021年のM1モデルで初めて採用されたミニLEDディスプレイを搭載しています。OLEDへの切り替えにより、電力効率が向上し、バッテリー駆動時間が延びる可能性が高く、発色と明るさも向上します。iPhoneで見られるように、OLEDディスプレイは液晶画面やLED画面よりも黒がより濃く、コントラストが高く、輝度も高くなります。Dell、Acer、Samsungなどのメーカーを含む多くのノートパソコンに既にOLEDディスプレイが搭載されています。

ヤング氏は、iPad Proは早ければ来年にもOLEDディスプレイを搭載し、iPad AirとiPad miniは2026年に搭載される可能性があると述べました。これは、Omdiaやyeux1122のブログで最近報じられた情報と一致しています。ヤング氏はディスプレイの製造と生産を追跡しており、これまでにも正確なレポートを発表してきました。

著者: ロマン・ロヨラ、Macworld シニアエディター

ロマンはMacworldのシニアエディターで、30年以上にわたりテクノロジー業界を取材し、MacをはじめとするAppleエコシステム製品を中心に活躍しています。Macworld Podcastのホストも務めています。彼のキャリアはMacUserで始まり、Apple認定修理技術者(当時はAppleがそのような制度を設けていた)として認定されました。MacAddict、MacLife、TechTVでも活躍しています。